「絶滅」と「殲滅」の違い・意味と使い方・由来や例文

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絶滅は「特定の生物種が全て滅んで、なくなってしまうこと」。

この世から特定の生物種が完全に消えることを意味しているのです。

殲滅は「皆殺しにすること」。

特定の共通点を持つ人たちを全てこの世から消すという意味があります。

殲滅に関しては、どちらかと言えば人間に対して使うことが多い言葉であり、それ以外にはあまり使いません。

「絶滅」の意味

絶滅とは、特定の生物種がこの世から完全に消えてしまう状況を指しており、1度消えてしまった以上、その生物種が復活することはあり得ないという意味を含んでいます。

したがって、絶滅それ自体も問題視されますが、絶滅しそうな種に関しても問題視されている状況があるのです。

絶滅は基本的には人間以外の動物に使うことが多い言葉です。

「殲滅」の意味

殲滅とは、特定の共通点を持つ人間を皆殺しにするという意味です。

例えば、ある一族を皆殺しにするようなケースで殲滅という言葉を使います。

ただ、殲滅については人間以外の動物についてはほとんど使いません。

基本的には人間に対して使い、人間を皆殺しにするといったケースで使用するので、そこが大きな特徴と言えるでしょう。

「絶滅」と「殲滅」の用法や用例

「世界中には絶滅しそうな動物が結構たくさんいるんだ。

その事実を知っているのは世界中でも人間だけだと思うがね。

そういう意味では、人間以外の動物を対象にする絶滅に関して、人間以外の動物は概念として知らないということだ。」

「昔は特定の一族をせん滅させるような出来事が普通にあったらしいね。

怖い世の中だったということなのだろう。」

絶滅と殲滅は使う対象が違う

絶滅と殲滅は意味それ自体は割と似ていると評価できます。

しかし、それぞれの言葉は使う対象が違うのです。

絶滅は一般的には動物に対して使いますけど、殲滅は人間に対して使うことが多いです。

だから、そういうところで違いを認識することができると言えます。

一応違いがあるので、使い分けをする際にはそこを気を付けると良いでしょう。

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