「うち」と「いえ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

うちは「自分の家を親しい人に話す時に使う言葉のこと」。

「わが家」と言い換えると分かりやすい。

いえは「自分の家を普通の人間関係で説明する言葉のこと」。

「自宅」と言い換えると分かりやすい。

「うち」はいわゆるため口の類で、「いえ」はややかしこまった場での自宅の紹介の時に使い、「うち」の漢字は「内」または「家」と書きます。

「うち」はくだけた言い方

「うち」はごく親しい間柄にしか使われません。
英語で「home」に相当する言葉ですから、「house」とは違った親しいイメージがあります。

例えば、「今度、うちに遊びに来ない」「うちの人、背が高いの」「うちの子は成績があまり良くないので困っている」「うちのような小さな家でも何とか住んでいる」と使います。

「いえ」は自宅の作りなどを紹介する時に使います。

「いえ」「家」は客観的に自宅を紹介する時に使います。

例えば、「狭い家ですが、お近くに来られたら、お立ち寄りください」「私の家はマンションの5階にあります」「新しい家を探しています」「私が住む家は3LDKです」「そろそろ、家のリフォームを考える時期になった」などと使います。

相手が自宅のことを聞く場合は「お宅」「お住まい」「お家」などが使われます。

「いえ」と言うべきなのに「うち」と言って恥をかいた。

「自宅を紹介する時に「家」と言うべき時に「うち」と言ったためにしまったと感じたが後の祭りだった。

上司に自宅のことを聞かれた際「私の家はマンションです」と言う所「私のうちはマンションです」と言ってしまうことです。

「うち」は心おきない間で私的な会話で使い、「いえ」「家」はかしこまった場で使うべきなのです。

「うち」と「いえ」の違いは「home」と「house」の違い

「うち」は自宅のことですが、「我が家」「家族」と言う意味合いもある「home」に相当します。
ですから、親しい友人や親戚にしか使わないのです。

「いえ」は自宅を他人に客観的に表現した言葉ですから、「house」がぴったりするのです。

「家」ですから、どの様な造りなのか・どのような間取りなのか・一戸建てなのかマンションやアパートなのかなどを他人に紹介する時に使われます。

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