「しぶしぶ」と「いやいや」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

しぶしぶは「本心ではなく仕方ないので承知すること」。

「不本意」と言い換えると分かりやすい。

いやいやは「本心に逆らい物事をすること」。

「逆らう」言い換えると分かりやすい。

「しぶしぶ」「いやいや」は自分の欲するところに逆らい、不本意のまま仕方なく物事を行うことです。

しなければならない事情がある場合に使います。

「しぶしぶ」は「渋々」と書きます。

「しぶしぶ」は渋ることですから、消極的な態度でゆっくりと何かをしなければならない状態のことをいいます。

例えば、「彼は彼女の早く帰りたいという申し出を渋々承知した」「渋々と言う態度が気に入らない」「周囲が皆賛成するので、唯一反対だった人も渋々賛成をした」「小さな会社の社長は従業員の希望で渋々ボーナスを支給した」などと使います。

「いやいや」は渋々と似ています。

「いやいや」は嫌なことをするわけですから、不本意・本心に背きと言う拒否反応のもと、何かをしなければならないことです。

例えば、「いやいやすることは、不本意だ」「いやいやするぐらいなら、何を言われてもしない」「いやいやと言うならやらなくてもいい」「彼は皆がボランティアをするというので、いやいや参加をした」などと使います。

「しぶしぶ」と「いやいや」は「いやいや」がより強い拒絶

「しぶしぶ」は不本意ながら、とにかくあることをすることですが、「いやいや」はなかなかしないイメージがある言葉です。
「しぶしぶ」は心が進まないままあることをすることで、「いやいや」はとにかくしたくない態度が「いやいや」より強く感じます。

「しぶしぶ」と言いながらすること、「いやいや」と言いながら、なかなかしない感じです。

「しぶしぶ」「いやいや」はほぼ同じように使います。

「しぶしぶ」「いやいや」は不本意ながら、物事を行う様子のことです。

「しぶしぶ」は承知しているので、取り掛かりはスムーズになりますが、「いやいや」は承知をしかねているので、なかなか取り掛からないということです。

仕事でしたら、「しぶしぶ」は何とか仕上げるのでしょうが、「いやいや」は仕上げが雑になりそうです。

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