逆境は「苦労が多い境遇のこと」。
単純に何らかの苦労を多く感じられるような境遇にいるときに使う言葉と言えます。
苦境は「苦しい境遇のこと」。
苦しさを感じるような状況を指しているので、その点で言えば、逆境との違いはあまりないと言えるでしょう。
逆境と苦境は同じような意味を持っていて、区別がつくような人はあまり多くないはずです。
「逆境」の意味
逆境とは、苦労が多いような境遇のことです。
苦労というのは非常に漠然としているものの、何かしら苦労を感じる機会が特に多いならば、その状況を逆境と表現することは可能だと言えます。
逆境というのは通常の人生であれば、何度も訪れるものとも言え、逆境という言葉を使う機会は普通にあると言えるでしょう。
逆境は多くが経験するものですから。
「苦境」の意味
苦境とは、苦しい境遇のことです。
したがって、逆境との違いはほとんど存在しないと言えます。
苦労が多い、苦しいというのは同じような表現でしょうから。
苦境に関しても、人生で経験する機会はそこそこあるのが普通で、苦境という言葉を使用するシーンは多くある可能性があります。
苦境についても私たちに馴染みが深い言葉と言えるのです。
「逆境」と「苦境」の用法や用例
「この会社に入って、俺は苦労しかしたことがないんじゃないか。
本当に苦労ばかりの毎日を過ごしている気分で、常に逆境という感覚なんだよ。
入る会社を間違えたかな。」
「受けた大学に関して、今のところ全部落ちている。
このままだと全落ちという可能性も否定できない。
非常に大きな苦境を迎えていると言えるわけだが、なんとか1個だけでいいから受かっていてくれ。」
逆境と苦境は同じような意味を持つ言葉
逆境と苦境に関しては意味の違いを認識するのが非常に難しいです。
どちらも苦労、苦しみを感じるような境遇という意味ですから。
同じような意味の言葉と言えるはずです。
したがって、何らかの苦労や苦しい境遇を感じたときには、逆境と苦境のどちらを使えばいいかで迷う人が多くいるでしょう。
主観的な使い分けにならざるを得ないと言えます。