「風習」と「因習」の違い・意味と使い方・由来や例文

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風習は「昔からある良いしきたりのこと」。

「ならわし」と言い換えると分かりやすい。

因習は「昔からある悪しきしきたりのこと」。

「悪習」と言い換えると分かりやすい。

風習はその土地に古くから伝わるならわしでお祭りなどのことを言い、因習はi女人禁制など余り良くないと思われる「しきたり・ならわし」のことを言います。

「風習」はその土地に伝わるしきたりのこと

「風習」はその土地で生活するうえで伝統的に続いているならわしのことを言い、良い例が、秋祭です。
秋の収穫に感謝し、神様に感謝するしきたりで日本中にあります。

土地の氏神として神社があり、様々なしきたりに従って独特の風習が行われてきました。

お正月・初詣・節分・節句・夏祭り・秋祭・七五三などいろいろあります。

「因習」は余りいい感じがしません。

「因習」は例えば人身御供など、今では考えられない無知を根源にした悪習です。

今でも残る例として男女卑の考えが根深くあるのが相撲の世界で、今でも土俵の上に女が上ることを拒否しているのです。

女人禁制の場所は他にもありましたが、明治以降解禁された霊山や神社仏閣が多くあります。

それまでは富士山登山も禁制でした。

「風習」は残しても「因習」は失くした方が良い。

「風習」はむしろ積極的に後世伝えていくべきものなのですが、「因習」は時代にそぐわないものとしては廃止されるべきものです。

「因習」は宗教に根ざした男尊女卑の考えが根深くあり、日本ばかりではなく、世界でも存在します。

日本の歌舞伎・能楽などやローマ教皇私室・フリーメイソン・ムエタイ・原子力潜水艦など多くの因習が存在します。

「風習」は良いもの、「因習」は悪いもの

「風習」はその土地に根ざしている「しきたり」を言い、例えば、祭や季節ごとの催し事など伝統と言える物で伝えていく価値があります。
しかし、「因習」は無知や偏見が根底にあり、時代に合わないものもあるのですが、頑なに守ろうとする傾向にあります。

男尊女卑に基づく「因習」は世界中に存在していましたが、徐々に解禁されつつあります。

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