瀕死は「今にも死にそうな状態のこと」。
何らかの原因により、今すぐにでも死ぬ可能性があるような状態を指しています。
必要な手当てをすることで一命をとりとめられる可能性は残っています。
仮死は「死んだ状態とほぼ同じこと」。
厳密に言えば、呼吸が止まり、脈拍がほとんどない状態を指しています。
生きているとも言い難いけど、死んでいるわけでもないということです。
「瀕死」の意味
瀕死とは、今にも死にそうな状態のことです。
死んでいるわけではないが、このままの状況だといつ死んでもおかしくないと言えるケースです。
したがって、すぐにでも応急処置をしないといけないと言えます。
その後の処置次第で、一命をとりとめられる可能性も残っているという意味では、これ以降の対応が非常に重要になってくるはずです。
「仮死」の意味
仮死とは、死んだ状態とほぼ同じことです。
呼吸が止まり、脈拍がほとんどなくなっている状況であり、死んでいる人と見分けがつかないようなケースで使います。
しかし、実際はまだ死と言える状態にまでは至っておらず、死んでいる状態と同一視はできません。
ただ、あくまでも見た目だけで言えば、死んでいる状況と変わらないわけです。
「瀕死」と「仮死」の用法や用例
「かなり大規模な交通事故が発生して、自動車の運転手が瀕死の状態らしい。
かなりでかい音がしていたし、相当な衝撃を受けたんじゃないだろうか。」
「人間は基本的に生きているか、死んでいるかの2択だと思われるが、そのどちらでもない仮死状態というのが存在する。
これに遭遇することは人生の中では滅多にないことだけどね。」
瀕死と仮死はともに死にそうな状況
瀕死と仮死というのはどちらも今にも死にそうな状況を指しており、その点では共通しています。
ただ、瀕死に関しては見た目では死んでいるとは判断しづらい状況であるもありますが、仮死は見た目はほぼ死んでいる状態なので、そこに違いがあるのです。
あくまでも見た目で違いを認識するしかないのが、この2つの言葉の特徴と言えます。