「常識」と「良識」の違い・意味と使い方・由来や例文

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常識は「健全な一般人であれば多くが持っていると思われる共通の認識や感覚のこと」。

特定の認識や感覚に関して、多くが共有していると思われ、かつそれが正しいものとして扱われている状況と言えます。

良識は「適切で、健全なものの考え方のこと」。

一般的に言ってその考え方が適切である、まともであると評価される際に使用されることが多いです。

常識にかなり近い言葉と言えるでしょう。

「常識」の意味

常識とは、健全な一般人であれば多くが持っていると思われる、共通の認識や感覚のことです。

基本的には多数が持っている認識や感覚を常識と扱うことが多く、多数派が持っているものであれば無条件に常識と見なされる傾向にあります。

また、常識はそれ自体が正しいものとしても扱われ、逆に非常識はそれ自体が間違ったものとして扱われることが多いです。

「良識」の意味

良識とは、適切かつ健全なものの考え方のことです。

常識と同様に、多数派が持っていると思われる考え方を良識と呼ぶことが多く、良識はそれ自体が正しいものとして扱われます。

ただ、常識に対する非常識みたいに、対になる言葉は存在せず、良識の対義語にあたる言葉は何かと問われると、困る状況が存在していると言えるでしょう。

「常識」と「良識」の用法や用例

「常識という言葉は、多くの人たちが持っている認識や感覚を表している。

本来は常識というものが正しいという根拠はないわけだが、多数派が主張することだけに、社会の風潮としてどうしても常識は正しいという雰囲気になりがちだよね。」

「人間が生きていくうえでは良識というものが必要になってくる。

この良識が欠けていると、人間同士の共同生活に支障が出る可能性があるからな。

社会で上手くやっていくためには良識というものを意識せざるを得ないだろう。」

常識と良識は割と同じような意味

常識は多くが抱いている特定の認識や感覚のことで、それ自体は正しいもの、健全なものとして扱われることが多いです。

しかし、良識に関しても同じような意味があります。

したがって、常識と良識はちょっと区別が難しい言葉と言えるでしょう。

ただ、日常生活の中では常識は割と使うものの、良識を使う機会は少ないと言えるはずです。

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