「カエデ」と「紅葉」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「カエデ」と「紅葉」は、秋には赤や黄色に紅葉します。

「カエデ」は「蛙手・かえるで」の転です。

葉の形が蛙の手に似ているのでそのように呼ばれます。

「カエデ」はカエデ科の落葉樹の総称です。

北半球の温帯に分布します。

葉の多くは掌状です。

「紅葉・もみじ」とも呼ばれます。

「紅葉」は、カエデの別称です。

「もみじ」は「紅葉・もみじば」の略です。

「もみじ」は「紅葉」や「黄葉」とも書きます。

「カエデ」の意味

「カエデ」は「蛙手・かえるで」の転です。

葉の形が蛙の手に似ているのでそのように呼ばれます。

カエデ科の落葉樹の総称です。

北半球の温帯に分布します。

葉の多くは掌状です。

春には緑色、秋には赤や黄色に紅葉します。

葉に全く避け目のない物、複葉になるもの、紅葉しない種類もあります。

4~5月ごろ黄緑色や暗紅色の多数の小花をつけます。

後に二枚の羽根を持つ果実をつけます。

材は、器具・細工物に使われます。

日本ではイロハカエデ・イタヤカエデ、北米ではサトウカエデなどが生息しています。

多くの種類があり、「紅葉・もみじ」とも呼ばれます。

俳諧では、「紅葉・もみじ・こうよう」は秋の季語です。

「楓の花」は春の季語です。

古典では、「カエデ」は霜に会うと紅葉するとされ、その美しさから「紅葉・もみじ」の異称を得たといいます。

また、「カエデ」は「襲・かさね」の色目の名前です。

表裏共に「萌黄・もえぎ」色を重ねます。

または、裏には黄色を重ねます。

秋に用いる色目です。

英語では「a maple tree」で表されます。

以下のように使います。

楓棚 楓の間 楓の色目を使う

「楓科・カエデ科」について

「楓科」は双子葉植物の一科です。

高木で葉は対生です。

花は小さく果実は有翼です。

北半球温帯に広く分布しています。

大部分はカエデ属です。

他に2属があり、約2000種あります。

日本には30種ほど自生しています。

◇「対生」
「対生」は葉のつき方を表します。

植物の葉が茎の一つの節に一対ずつ生じることをいいます。

葉のつき方には「対生」の他に「互生」「輪生」があります。

「互生」は、植物の葉が茎の各節に一枚ずつ方向を互い違いに生じることをいいます。

バラやヒマワリなどに見られます。

「輪生」は、植物の葉は一つの節から三枚以上の葉が、茎を囲むように輪状に生じることをいいます。

「紅葉」の意味

「紅葉」はカエデの別称です。

「もみじ」は「紅葉・もみじば」の略です。

「もみじ」は「紅葉」や「黄葉」とも書きます。

秋に木の葉が赤や黄色に色づくことをいいます。

また、その葉を指します。

カエデ科カエデ属落葉高木の総称です。

日本には約25種が自生しています。

また、古くから庭木や盆栽として観賞用に園芸品種が作られています。

上代には「黄葉」と書き、平安時代以降は「紅葉」と書くようになりました。

俳諧では秋の季語です。

万葉集(15)には「秋山の紅葉をかざし」とあります。

「襲・かさね」の色目をいいます。

「雑事鈔・そうじしょう」によると、表は紅、裏は濃い蘇芳の色目です。

「雁衣鈔」によると、表は赤、裏は濃い赤で重ねます。

紅葉重ねとも呼ばれます。

また、「もみじ」は、鹿と紅葉が取り合わされることからシカ肉のことを指します
さらに、茶を味よく濃くたてることを指します。

「紅葉・こうよう」を「濃う好う・こうよう」にかけた洒落です。

英語では「a maple」「autumnal tints」「scarlet-tinged leaves」で表されます。

以下のように使います。

紅葉おろし 紅葉襲 紅葉の錦 紅葉山 夕紅葉 下紅葉
山へ紅葉狩りに行った

「カエデ」はカエデ科の落葉樹の総称で、秋に木の葉が赤や黄色に色ずきます。

「紅葉」はカエデの別称です。

「カエデ」は、カエデ科の落葉樹の総称です。

北半球の温帯に分布します。

葉の多くは掌状です。

初めは緑色、秋には赤や黄色に紅葉します。

4~5月ごろ黄緑色や暗紅色の多数の小花をつけます。

後に二枚の羽根を持つ果実をつけます。

「紅葉」はカエデの別称です。

カエデ科カエデ属落葉高木の総称です。

秋に木の葉が赤や黄色に色づくことをいいます。

また、その葉を指します。

日本には約25種が自生しています。

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