「減退」と「後退」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

減退は「力や勢いなどが衰えること」。

かつてのような勢いが感じられなくなることを減退と表現しています。

後退は「後ろに下がること、力や勢いなどが衰えること」。

減退と同じような意味を持っていますが、後ろに下がることという独自の意味も存在しているのです。

ただ、全体的には減退と似たような意味と評価できるはずです。

「減退」の意味

減退とは、力や勢いが衰えることです。

かつてのような勢いが感じられないような状況で、減退という言葉を使います。

つまり全盛期ではないという言い方ができるでしょう。

減退に関してはいろいろな機会で使うことができます。

何かしらの勢いが衰えた、以前のような状況を感じられなくなったときには常に減退という言葉を使用できます。

「後退」の意味

後退とは、力や勢いが衰えることです。

したがって、この点においては減退と同じような言葉であると評価できるのです。

しかし、後退に関しては、後ろに下がる、後ずさりするという意味もあるので、ここは減退とは違った部分になります。

だから、全体的には減退にそれなりに近い言葉と言えますが、厳密に言えば異なっているのです。

「減退」と「後退」の用法や用例

「景気が最近減退していると感じる。

ついこの前は好景気とか言ってたけど、最近はそんな雰囲気は感じないし、好景気を口にする人もいなくなった感じだな。」

「昔と比べて髪の毛のボリュームがなくなってきたな。

特に前髪の生え際に関しては後退しているなと感じるし。

ある程度歳をとると、こういう部分は仕方ないのかなとは思うけど。」

減退と後退は同じような意味として使われやすい

減退と後退は同じような意味を持っているため、同じような言葉として使われることが多いです。

したがって、厳密に区別して使っている人は多くないでしょう。

後退には単純に後ろに下がるという意味があるので、その点においては減退とは違うものの、全体的に言えば減退と後退は似たような意味を持つ言葉と評価できる状況です。

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