「集団」と「団体」の違い・意味と使い方・由来や例文

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集団は「不特定多数の人たちが集まった状態のこと」。

とにかく人が複数集まっていれば、集団と言えます。

何人以上という定義は特にないので、主観的に決まりやすい傾向にあります。

団体は「何らかの目的によって集まった人たちのこと」。

何かしらの共通の目的があったがゆえに、集まった人たちのまとまりのことを団体と呼んでいます。

「集団」の意味

集団とは、不特定多数の人たちが集まった状態のことで、特に目的がなく集まっているようなときにも使います。

だから、集団というのは意図しないで生まれている可能性があり、日常生活のいろいろなところで目にする現象です。

集団に関しては複数人が集まっている状況が確認できればいいので、これといった細かい定義は存在していません。

「団体」の意味

団体とは、特定の目的によって集まった人たちのことであり、団体を構成する人たちは、何らかの共通の目的を必ず有していると言えます。

だから、集団と比べると、日常生活の中では見る機会は少ないです。

しかし、集団同様に細かい人数の定義などはないので、複数人が特定の目的によって集まっていれば、それは団体と呼べるのです。

「集団」と「団体」の用法や用例

「あの店の前にすごい行列ができているな。

なかなかこういう大きい集団は見ないから、どれだけ人気のお店なんだろうと思えてくるよ。」

「利益団体というのは、特定の利益の実現のために集まった人たちのことだ。

利益といっても、社会には数多くのものがあるから、利益団体の数というのは無数に存在していると言えるのではないか。」

集団と団体は目的の有無の違い

集団と団体というのは、ともに複数人の集まりであり、見かけ上は同じような状況に見えるでしょう。

しかし、集団は特に意図することなく、複数の人たちが集まっている状況を指しているのに対して、団体は何らかの目的を持って集まっている状況なので、そこに違いがあります。

似ている言葉ですけど、明確に区別する部分はちゃんとあるということです。

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