「教会」と「修道院」と「モスク」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

教会は「キリスト教徒の集団や信者が集まり祈る場所のこと」。

「信仰共同体」「礼拝堂」と言い換えると分かりやすい。

修道院は「キリスト教で修道士や修道女が修道するために労働をする場所のこと」。

「宗教集団生活所」と言い換えると分かりやすい。

モスクは「イスラム教の教会のこと」。

「イスラム教会」と言い換えると分かり易い。

「教会」は祈りの場
「教会」はキリスト教の信者が集い宗教活動をする場所を指します。

教会にはカトリックでは神父が、プロテスタントでは牧師がいます。

神道や仏教・新宗教でも信者の集まる場所は教会と言われています。

本来、教会は洗礼や結婚式の場だけではなく、信者の悩みや相談事を扱う場でもあり地域社会との繋がりを持つ存在でもあるのです。

「修道院」はいわゆる出家した人の祈りと労働の場
「修道院」はほとんどカトリック系の教派が所有しています。

修道士や修道女が俗世を捨てて神に帰依する場所で、様々な労働をする場所でもあるのです。

巡礼教会をホスピスと言ったことから、病院の「ホスピタル」の語源になったと言われています。

有名な修道院には日本ではトラピスト修道院があり、世界ではベネディクト会があります。

「モスク」はイスラムの教会
「モスク」はイスラム教の信者がひざまずいて祈る場所のことで、「ひざまずく」は「マスジド」と言いイスラムではモスクのことを言います。

「モスク」は「マスジド」が訛ってできた言葉で、日本や韓国・欧米で使われています。

中国では「清真寺」といいます。

「モスク」は礼拝の場であるため、普通、崇拝対象物は置かれていません。

すべて祈りの場
「教会」も「修道院」も「モスク」もすべて祈りの場として存在します。

「教会」「「モスク」は信者が祈る場、「修道院」は俗世を離れた修道士・修道女が祈る場となります。

寺や神社と同じですが、「モスク」は崇拝する対象がありません。

寺では仏像、神社は神、教会はマリア像、プロテスタントでは偶像の代わりに十字架が置かれています。

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