「適応」と「適合」の違い・意味と使い方・使い分け

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適応は「環境に馴染むこと」。

「順応」「同化」「同調」と言い換えると分かりやすいです。

適合は「ある条件に合うこと」。

「適当」「適する」「相応」と言い換えると分かりやすいです。

適応は環境が変化した場合、素早く馴染んでしまうことで、適合はある条件に一致するかどうか、適当か、適切か、人であれば適任かを判断してあっていれば適合していると言います。

適応は状況が変わった場合に馴染んでいるか、馴染めるかなどを判断する言葉です

適応は「適応能力」と使われますように環境や状況の変化があった場合、どの程度順応出来るか、順応しているかを判断する言葉です。

優れていれば順応能力があると見做されるのです。

例えば外国の子供が日本の学校に転校してきた場合、言葉や習慣が異なるために最初は戸惑うのですが、時間が経てば馴染んできて日本の学校に適応出来るのです。

適合はある一定の条件やレベルに合致するかどうかという場合に使われます

一定の条件やレベルとは例えば大学入学試験で、大学の教育に適合出来るかを判断します。

製品の検査では規定通りに出来ているかを判定して適合するものしか出荷しません。

人では難しい仕事を任せられる能力があると判断されれば適任者として仕事に適合した人を抜擢したりします。

判断が妥当であったり、あることに一致していたり、適していたりする事です。

厳しい練習や指導にも適応出来たので、試合で使える選手に適合すると判断された

例えば野球やサッカーなどのスポーツでは試合に出場させる選手を選ばなければなりません。

多くの人から選ぶので練習や指導をする中で基準がありますが、厳しい練習や指導に適応して基準をクリアしている人に能力があると判断されて、試合に使える選手に適合しているものとされ出場が認められます。

選抜の条件に適応し必要な水準に適合した人が選ばれるのです。

適応能力があれば適合出来るといえます

環境の変化に付いていける人と付いていけない人がいますが、付いていける人はその環境に適応能力があるといわれます。

製品でも製造過程に不都合がなくマニュアルに適応していれば合格品として適合するものとなります。

法律や規則を守るコンプライアンスに適応している人は、立派な社会人として適合しています。

簡単に言えば適応していれば適合すると言えます。

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