訪問は「誰かを訪ねる、どこかを訪ねること」。

特定の場所に向かうことを意味している言葉ですけど、基本的には人を訪ねるという意味合いが使われることが多いです。

往訪は「誰かを訪ねる、どこかを訪ねること」。

意味としては訪問と大差はないものの、往訪の場合には場所を尋ねるという意味合いがやや強い言葉と言えるのです。

「訪問」の意味

訪問とは、特定の人を訪ねるようなときに使うことが多いです。

場所を尋ねるというときに使うこともありますけど、家庭訪問といった感じで、特定の人のもとに行くという意味が強いのです。

したがって、誰かに会いに行くという目的があるようなときには、訪問という言葉を使うのが自然です。

そこは1つのポイントになると言えるでしょう。

「往訪」の意味

往訪とは、特定の場所を尋ねるようなときに使う言葉です。

人に会いに行く目的という意味でも使うことはあります。

ただ、人に会う目的があっても、特定の場所に行くという意識が強いときには往訪の方が適しています。

場所自体がそれなりに知られている、有名であるようなときには、場所に行く意識が強いので、往訪の方がいいと言えるでしょう。

「訪問」と「往訪」の用法や用例

「家庭訪問で鈴木さんの家庭にお邪魔したけど、子供と同じような親御さんだったよ。

性格がそのまま子供に遺伝したんじゃないか?っていうくらいに明るい人だった。」

「今日は接待で、あるお店に往訪することになっているんだが、そこは有名人なども利用するようなかなりグレードの高いレストランで、今からどんな料理が出てくるのか?楽しみだよ。」

訪問と往訪は現実的にはほとんど区別されていない

訪問と往訪という言葉は基本的にほぼ同じであり、現実では区別して使っている印象はありません。

そもそも多くの人は訪問という言葉に慣れているので、こちらを使う方が圧倒的に多いと言えるでしょう。

往訪に関しては使う機会がないわけではないものの、周りで使っている人が少ないために、なかなか使うタイミングを見つけられないということはあるでしょう。

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