「武器」と「凶器」の違い・意味と使い方・使い分け

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武器は「人を攻撃するための道具のこと」。

自分の身を守るためなど、いろいろな理由で相手を攻撃するときに使うものです。

凶器は「人を殺傷するための道具のこと」。

人を殺傷する目的を持って使う場合、結果的に人を殺傷してしまった場合など、人を殺傷することに関してその能力があると認められるものを指していると言えるのです。

「武器」の意味

武器とは、人を攻撃するための道具のことです。

人を殺傷する目的があって使うわけではなく、単に攻撃する目的で使うものであり、結果的に人を殺傷するようなことが起きなかったときに使う言葉です。

威嚇するなど、攻撃には使っているが、相手を傷つけずに使うようなときにはまさにそれは武器であるという言い方ができるのです。

「凶器」の意味

凶器とは、人を殺傷する目的で使うもの、または人を殺傷したときに使っていた武器のことです。

武器と凶器というのは明確な線引きがあるわけではなく、人を殺傷することが可能な武器は凶器とも呼ばれるという状況になるのです。

だから、武器と凶器という言葉の定義はかなり曖昧で、武器というカテゴリーの中に凶器があるような状況なのです。

「武器」と「凶器」の用法や用例

「剣道で使う竹刀って、防具をつけていない状態で使われたらかなり痛いよな。

だから、場合によっては人を攻撃することが可能な武器になるのではないか?」

「包丁というのは本来はキッチン用具のはずだが、人を殺傷する能力があるのは誰もが認めている。

つまり、場合によっては凶器になる危険な存在ということになるんだよ。」

武器と凶器は非常に曖昧な境界線となっている

武器と凶器というのは人を殺傷する目的で使うものか?人を殺傷する能力があるか?という部分で変わってきます。

したがって、人を殺傷する能力がある凶器になりうる存在だとしても、人を殺傷する目的で使わないとき、結果的に人を殺傷しなかったときには武器として扱われることがあるので、ある道具が武器と扱われたり、凶器と扱われたりということがあるということです。

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