「医薬品」の「先発品」と「後発品」の違い・意味と使い方・使い分け

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「先発品」は特許に守られていて、製造できる製薬会社が限られています。

10年間は占有販売が可能です。

一方、「後発品」は特許が切れた後なので、その他の製薬会社が製造可能です。

しかし、価格は国が管理しているため、5割から7割程度に押さえ込まれています。

後発品は先発品と主薬(効果がある成分)は同じですが、その他構成成分は異なりますので、まったく同じものではありません。

独自性のある薬

製薬会社が動物実験などで効能を確認した後、人間に投与して、作用、副作用、最適な用量などを「治験」という枠組みで確認します。

この治験の段階で他に似た薬があった場合、優越性もしくは同等性が確認されないと世の中で販売することができません。

通常、販売までの工程まで10年間から20年間かかると言われており、なかなか創薬に携わることさえ難しいといわれています。

先発品と同じ成分の入った薬

先発品か市場で発売され10年が経過すると、特許が切れます。

人気のある先発品は特許が切れる期間に合わせて、他の製薬会社が後発品の製造準備し、発売準備を行います。

同じ成分が入っているので、効果はほぼ同じですが、錠剤として構成する成分など外出異なるため、まったく効果が同じとはいいきれません。

しかし、先発品よりも飲みやすい後発品もあり、値段が安い上、服用もしやすいという利点がある場合もあります。

先発品は1種類しかないが、後発品は複数存在します。

先発品は特許で10年間は他の製薬会社の参入ができないように守られています。

しかしこの期間を超えると人気のある薬はさまざまな製薬会社が後発品の販売に参入してきます。

販売する会社が多いほど、国も薬の値段を安くできる仕組みが出来上がっており、そう簡単にお金を稼ぐことができないようになっています。

ライバルが多い上に利鞘も少なくなります。

上手に利用すれば、お薬代を安く利用できます。

先発品と後発品の違いを書きましたが、長く服用しているのであれば、後発品への切りかえをオススメします。

金額面で多くのメリットを享受することができます。

先発品の安心感というのも人によってはあるかとおもいますが、経験上、後発品にはデメリットはほぼないと考えてもらっていいと思います。

むしろ、先発品よりも服用しやすさを追求した製品が多いと思います。

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