「一時雨」と「時々雨」と「のち雨」と「所により雨」の違い・意味と使い方・使い分け

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「一時雨」と「時々雨」と「のち雨」と「所により雨」は、いずれも雨が降るかもしれないという天気予報に聞こえますが、正確な意味は異なります。

「一時雨」と「時々雨」は、雨の降る時間と連続性が異なります。

一時雨のほうは連続して全体の四分の一未満の時間だけ雨が降ること、時々雨は断続的に全体の二分の一未満の時間だけ雨が降ることを意味します。

「のち雨」は、後半の時間に雨になること、「所により雨」は、一部の地域で雨になることを意味します。

「一時雨」の意味

一時雨とは、例えばある一日の天気予報で使用される場合、その一日の時間の四分の一未満の時間(六時間未満)にのみ、雨が連続して降る天気のことを意味します。

単に雨が降っている時間について定義されているので、雨量の多い少ないの意味はありません。

ちなみに、天気予報の「雨」とは、おる一定時間に、ある一定の広い地域で、降水量が一ミリ以上の雨が降ることを意味します。

「時々雨」の意味

一時雨が連続して降る雨を意味するのに対し、時々雨とは、降ったりやんだり断続的に降る雨を意味します。

さらに、雨が降っている時間の合計が、例えばある一日の天気予報で使用される場合、その一日の時間の四分の一以上、二分の一未満の時間(六時間以上、十二時間未満)に雨が降っている場合を意味します。

一時雨より時々雨のほうが、雨が降っている時間は長くなりますが、降水量が多くなるとは限りません。

「のち雨」の意味

のち雨は、例えばある一日の天気予報で使用される場合、その一日の後半(午後)に雨が降ることを意味します。

後半のいつごろに雨が降り始めるかは、予報には含まれていません。

しかし、通常の天気予報で「のち雨」という予報が使用されるのは、お昼を境に天気が変わるときが多いそうです。

つまり、午後には雨が降るという予報になります。

「所により雨」の意味

「一時雨」と「時々雨」と「のち雨」が雨が降る時間や連続性に関する意味なのに対し、「所により雨」は、雨の降る場所に関する意味になります。

天気予報を出す地域全体の半分より狭い範囲のどこかが雨であることを意味します。

雨の降る面積が狭かったり、複数のエリアで雨が降る場合に使用されます。

あまりに狭い範囲の雨の予報は、その地域全体の予報に反映されない場合もあります。

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