「試合」と「仕合」の違い・意味と使い方・使い分け

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「試合」は、スポーツや武術や競技などで勝敗を争うことです。

通常「試合」が用いられます。

武術の場合、「仕合」が好まれます。

「御前仕合」「サッカーの試合開始は午後2時です」のように使います。

「しあい」は、もともと、双方が互いに同じようなことをしかけて争うことをいいました。

この場合、現在では「仕合」が用いられます。

「他流仕合」「闇仕合」のように使います。

「試合」と「仕合」の意味

「試合」と「仕合」は、「為合い・しあい」の当て字です。

スポーツ・武術や競技などで勝敗を争うことです。

通常「試合」が用いられます。

武術の場合、「仕合」が好まれます。

「野球の試合」「天覧試合」「第一試合」「試合を中止する」「試合に勝つ」「練習試合」「ウインブルドンではテニスの試合がおこなわれます」
「他流仕合」「泥仕合」「御前仕合」「闇仕合」のように使われます。

「試」と「仕」の字義と解字

「試」の字義(漢字の意味)は、「こころみる」「しらべる」「もちいる」「試験」「こころみに」です。

解字(漢字の解説)に於いて、「試」は「言+式」で構成されています。

「式」の部分は、「きまり」という意味です。

「きまりに従って言葉で試す」「きまりに従って用いる」という意味を表しています。

「仕」の字義(漢字の意味)は、「つかえる」「つとめ」「まなぶ」です。

解字(漢字の解説)に於いて、「仕」は「人+士」で構成されます。

「士」の部分は、「軍事などにたずさわる男性」という意味です。

「人」を付して「つかえる」の意味を表します。

「試合」と「仕合」の英訳と類語

<英訳>
「試合」を英訳する場合、以下のように訳されます。

団体競技の場合、「a game 」で訳されます。

個人競技の場合、「a match 」で訳されます。

勝ち抜き戦の場合、「a tournament 」で訳されます。

<類語>
「試合」「ゲーム」「マッチ」は類語です。

共通する意味は、「スポーツで勝敗を争うこと」です。

「試合」はスポーツだけでなく武芸についても用います。

「ゲーム」「マッチ」は、「ゲームセット」や「タイトルマッチ」のように、多くの場合他の言葉と複合した形で使われます。

一般的には「試合」を用い、武道や交互に行って争う場合には「仕合」が使われます。

もともと、武道などで互いに競う「しあい」は「為合い・しあい」が用いられました。

「試」「仕」は当て字です。

「為合い」は、動詞「為合う」が名詞化したものです。

双方が互いに同じようなことをしかけて争うことをいいました。

現在では「仕合」が用いられます。

「他流仕合」「泥仕合」「御前仕合」「闇仕合」のように「仕合」の頻度はあまり多くありません。

スポーツ・武術や競技などで勝敗を争う場合には、一般的には「試合」が用いられます。

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