「小計」と「累計」と「合計」と「総計」との違い・意味と使い方・使い分け

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小計は「一番小さい集団の数を足したもののこと」。

「最小加算数」と言い換えると分かりやすい。

累計は「ある集団の数を逐一足したもののこと」。

「逐一加算数」と言い換えると分かりやすい。

合計は「小計を足した中間的集団数のこと」。

「中間的加算数」と言い換えると分かりやすい。

総計は「合計を集めたある集団のすべての数のこと」。

「全加算数」と言い換えると分かりやすい。

「小計」は加算しなければならない最小のもの
「小計」は売上で言えば商品ごとの毎日の売上高のことになります。

時間毎売上高もありますが必要とされる数の最小単位となるのです。

例えばスーパーマーケットの場合、「A社から仕入れたB銘柄ビールのその日の販売本数や売上高」に相当する数字のことです。

時間や範囲などが最小単位となる場合に集計される加算数になります。

「累計」は逐一加算されるもの
「累計」は売上で言えば商品ごとの毎日加算される数のことです。

逐次加算しますから、増え続ける数字で、減少することは有りませんし、グラフでは右肩上がりになります。

例えばスーパーマーケットの場合「A社から仕入れたB銘柄ビールの日を追うごとに加算される販売本数や売上高」に相当する数字のことです。

ある集団について時系列的に加算したものになります。

「合計」は小計を合算した物
「合計」は小計を集めて加算した数のことです。

例えばスーパーマーケットの場合、小計で得られた銘柄ビール毎の小計を集めて、その日の全ビールについての販売本数や売上高を集計した数字になります。

「合計」する対象や範囲・時系列は必要に応じて設定すればよく、ビールの他すべての食品毎の集計数も「合計」となります。

「総計」はある集団やカテゴリーの全体の加算数のこと
「総計」は「総合計」とも言い、合計の集まりで全体数を把握するために行われます。

例えばスーパーマーケットの場合、ある日の食品部門の総販売数や総売上金額のことで、衣料品部門・寝具部門など他の部門を合わせたスーパーマーケット全体の数字のことも言います。

必要な範囲や時系列を決めて、全体数を把握するために集計される数字のことになります。

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