「買い溜め」の意味と使い方・由来や例文

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「買い溜め(かいだめ)」とは、「買う」と「溜める」という2つの動詞で構成された言葉です。

物品を余分に購入して、ストックしておくことです。

品物が店頭などで、平常よりも安価なので、余分に購入しておく行為と、将来的な事態(物品がなくなる、または価格が高騰するなど)を予測して、必要以上に大量に物品を買って、自分のために買い占めてしまう行動のことも意味します。

「買い溜め」の意味

「買い溜め」とは、品物を買って溜めておくことです。

買い溜めされる品物の多くは、トイレットペーパーや洗剤などの、劣化しにくい日用品です。

個人が、品物の購入価格が平素よりも安いために、多めにその品物を買ってストックしておくことと、将来その品物が店頭になくなってしまうことを恐れて、不必要に大量に購入することを意味しています。

「買い溜め」の使い方

「買い溜め」は、そのままで体言として使われ、「買って溜めること」の意味として使われるだけではなく、多くは、買い溜めされる物品を目的語として、述語動詞として、文末に使われます。

述語動詞としては、現在形は「買い溜めする」のかたちで使います。

過去形では、「買い溜めした」というかたちです。

未来形は「買い溜めしよう」ですね。

「買い溜め」の例文

「ヨーロッパでは、不作の年には、物価が上がりそうだからという理由で、小麦やパンを、大量に買い溜める悪徳商人がかなりいました」「コロナパンデミックでは、石油ショックの時代同様、トイレットペーパーの買い溜めをする現象が見られました」「生鮮食品は、買い溜めには向かない商品ですが、冷凍食品を冷凍庫いっぱいに買い溜めする人もいます」

コロナパンデミックでよく使われる「買い溜め」の言葉

コロナウイルスパンデミックでの社会現象として、ウイルスを殺すアルコールやサニタイザーだけではなく、なぜかトイレットペーパーも大量に買い占め、買い溜めをする対象になりました。

同時に、ニュースでも「買い溜め」の言葉をよく目にするようになりました。

これと同じ現象は、戦後の石油ショックでも起こり、当時も「買い溜め」や「買い占め」の単語が頻繁に使われました。

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