「絶望」と「失望」の違い・意味と使い方・使い分け

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絶望は「希望がない状態のこと」。

すでに希望がない状態のため、諦めるしかないというようなケースとも言えます。

失望は「希望があった状態からそれがなくなった状態になってしまうこと」。

つまり、状況に変化が生じたということであり、結果としては絶望と同じ状況と言えるのですが、それ以前の状況が異なっているということです。

「絶望」の意味

絶望とは、希望がない状態のことを言います。

最初からそういった状態が存在しており、希望を見出せる余地がほとんどないので、諦めるしかないようなそういう状態のことを言うのです。

絶望の淵から蘇るといった表現があるので、逆転の可能性が0ではないものの、現実的にそういったことを起こすことができる可能性は極めて低いと言えるのでしょう。

「失望」の意味

失望とは、希望があった状態だったものの、その希望が消えてしまったというケースにおいて使います。

希望があったにもかかわらず、その希望が消えたことに対して失望感を抱くといった感じです。

したがって、失望というのは結果としては絶望とほぼ同じになりますが、それ以前の状況に違いがあると言え、そこが見分けるポイントです。

「絶望」と「失望」の用法や用例

「ついに無一文になってしまった。

お金を貸してくれる相手もいないし、非常に絶望的な状況になってしまったわけだが、ここからどうすればいいのだろうか?」

「お金を借りられそうな相手が一応いて希望はあったわけだけど、その全員から断られてしまった。

完全の失望と言える状況になってしまい、これから一体どうすればいいのだろうか?」

絶望と失望は結果は同じ

絶望と失望というのは、その結果だけ見ると全く同じであり、希望がない状態と言えます。

しかし、最初からその状態である絶望と比べて、失望というのは最初は希望が少なからずあったので、そこに違いがあるということです。

同じような言葉に見えますけど、細かい違いがあるということで、そこに関しては知っておくと良いでしょう。

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