うそは「他人に真実でないことを言うこと」。
「非真実」と言い換えると分かりやすい。
ごまかしは「自分に都合が悪いことを隠すこと」。
「隠蔽」と言い換えると分かりやすい。
まやかしは「偽物で人を騙すこと」。
「いんちき」と言い換えると分かりやすい。
「ごまかし」と「まやかし」は、人を騙すことです。
言葉で騙すのが「ごまかし」で、物で騙すのが「まやかし」となります。
うそは人に間違ったことを言うこと
「うそ」は漢字で「嘘」と書き、口で偽りの虚しいことを言う意味です。
事実でない間違ったことを、あたかも本当のことのように言うことで、そこには故意が働いています。
「うそ付きは泥棒の始まり」「うそから出た誠」「うそのような本当の話」「うそを言って人を陥れる」「うそを言っては困ります」などと使います。
しかし、うそとは知らずに信じて第三者に話す場合はうそになりません。
ごまかしは都合の悪いことを表面に出さずにうやむやにしてしまうこと
ごまかしは自分の都合が悪いことを隠すことや、分からないようにしてしまうことです。
また、質問にまともに答えずにはぐらかすことでもあります。
「おつりをごまかす」「ごまかしてもだめです。
はっきりと言いなさい」「総理は野党の質問にまともに答えずにごまかす」「あの人は言葉巧みなのでごまかされてはいけません」などと使います。
まやかしは偽物を作り、本物として信じ込ませて騙すこと
まやかしは物で人を騙します。
本物そっくりのブランド品や子供騙しのものに至るまで、偽物を作り善良な人を騙すのです。
いわゆる「インチキ」「偽物」と言う物ですが、騙されて不当なお金を取られることがあり、騙す方は詐欺罪に問われることがあります。
「まやかし品はすぐにばれます」「まやかしのものを作っても人々は騙されません」と使います。
「ごまかし」も「まやかし」も「うそ」が根底にあります。
「ごまかし」も「まやかし」も人を騙すという点では同じですから、行おうとする人は意図的に「うそ」をつくことになります。
虚偽の言い訳をしてその場しのぎをして人をごまかし、インチキなものや精巧な偽物を作り、詐欺的に人を騙して儲けようとします。
仮に、ばれた場合はその人の信用は失墜してしまうか、罪に問われます。