「指図」と「命令」の違い・意味と使い方・使い分け

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指図は「言い聞かせること、指揮をすること」。

何らかの指示を出して、その通りにさせるということが指図なのです。

命令は「上位の人が下位の人に対して指示を出すこと」。

立場の違いが重要であり、上の人間が下の人間に対して行う指図のことを一般的に命令と呼ぶので、細かい条件というものが必要と言え、対象となるケースは少なくなります。

「指図」の意味

指図とは、何らかの指示を出すこと、言い聞かせることという意味であり、指示を出す人間や受ける人間の立場の違いなどは関係ありません。

むしろ、立場が逆である状況で指図をして、指図をすることに対して批判をするようなケースがありますから、指図というのは下位の人間が上位の人間に対して行うというケースもありえるのです。

「命令」の意味

命令とは、上位の人間が下位の人間に対して指図をすることと言えるので、そういった立場の違いという部分が重要です。

立場がほぼ同じ、または下位の人間が上位の人間に対して行うものは命令ではなく、指図に該当するので、命令という言葉を使うことができるケースというのはかなり限られるということが、現実的には言えるのです。

「指図」と「命令」の用法や用例

「この前、部下のくせに俺に指図をしてきやがった生意気な社員がいたんだよ。

でも、その内容は妥当だったから言い返せなかったけど。」

「最近、上司から命令されることが多くて、仕事がどんどん増えていくんだが。

でも、給料は変わらないという状況だから、本当に理不尽に感じる。

やる気がなくなるから勘弁してほしいと思うよ。」

指図と命令は立場の違いが重要

指図というのは立場は関係なく、誰かから誰かに対する指示のことです。

しかし、命令というのは上位の人間から下位の人間に対して行われるものであり、ケースとしては限られるということになるのです。

指示というのは下位の者から上位の者へ出されることもありますが、そういったケースでは命令ではなく、指図という言葉を使いますし、命令に該当するケースでも指図という言葉を使えなくはないので、結果的には指図という言葉の方が使う機会は多くなると言えるでしょう。

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