「不信」と「不審」の違い・意味と使い方・使い分け

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不信は「人を信用しないことや人から低く評価されていること」。

「疑惑」「裏切り」「不評」と言い換えると分かりやすいです。

不審は「怪しい事や胡散臭いこと」。

「怪しい」「疑わしい」と言い換えると分かりやすいです。

不信は「不信感がある」「不信感を持たれる」など人間関係で使われます。

不審は「不審な人だ」「不審を持たれる」などと使われます。

不信は人を信じない、又は信じられないことです

不信は人間関係において、相手の人または集団を信じていないことや信頼出来ないことです。

自分のことでは周りから嘘が多いとか真面目さが感じられないなど不信感を持たれてしまうことです。

また、「信」は宗教を信仰する意味があり、不信は信仰心が無いことにも使われます。

「不信を買う」「不信を招く」「人間不信」などとも使われます。

不審はハッキリとしていないが、本当はそうではないのかと疑うことです

不審は人を怪しく思ったり、疑念を抱いたりする事で、そう思うには確たる証拠はないのですが不明確なことがあり、人を疑ったり逆に自分が疑られたりする事です。

「不審を抱く」「挙動不審」「不審者」「不審な面持ち」「不審に思われる」などと使います。

不信と異なる点はただ信じないことではなく、あることについて疑わしいので信じないことです。

あの被告人は証言が不審なことばかりで、不信感が拭えない

裁判で被告人は真実を述べることを宣誓されますが、被告人の証言に不審な点が見受けられ、不信感で一杯になることです。

殺人事件で「殺すつもりはなかった」と証言していますが、犯行の手口は計画的で殺し方も執拗なものであったため、裁判官の心象は悪く不信感を持たれてしまいます。

「分からない」「記憶にない」「知らない」などの言葉は不審を抱かれても仕方ありません。

不信は単に信じないことですが不審は疑わしい、怪しいという意味になります

不信は人を信用しないことや信頼関係が崩れることです。

不審は信じないことではありますが、なぜ信じられないのか理由があります。

物を盗んだと推測される場合、その人が盗んだという確たる証拠がないのですが、状況を考えるとその人しかいないと思われるとき、周りはその人に不審を抱き、不信感を持ちます。

不確かなことがある場合に不審を持たれるということです。

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