「震度」と「マグニチュード」の違い・意味と使い方・使い分け

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「震度」とは、その場所(土地、地域)での地震の揺れの大きさを10段階の数値で表します。

一般的には震源地に近ければ大きく、遠ければ小さくなります。

「マグニチュード」とは、地震のエネルギーの大きさそのものを表します。

つまり地震そのものの規模やエネルギーの大きさを指しており、震源地に於いてのみその数値は使われます。

「震度」の意味

「震度」とは地震を感じたその地域での揺れの大きさを表すもので、震度0~7までの数値で表しさらに震度5と6は強弱の段階もあるので合計10段階で地震の揺れの大きさを表します。

地震の揺れの大きさは一般的には震源地に近いところでは大きく、遠くなると小さくなります。

また地質などの違いで近い土地でも観測される揺れの大きさが異なります。

「マグニチュード」の意味

「マグニチュード」とは、発生した地震のエネルギーの大きさを数値で表したものです。

震度と違って「マグニチュード(M)5.0」のように小数点が必ずつく数値にて地震のエネルギーの大きさを表します。

エネルギーの大きさを表すので震源地のみで使われる数値です。

東日本大震災では「マグニチュード(M)9.0」という大きなエネルギーが発生しました。

「震度」と「マグニチュード」の使い方の違い

「震度」はその土地で感じた揺れの大きさを表すものなので、必ず揺れを感じた地名(都道府県名や市町村名)が付き、「○○県○○市では震度●」というような使われ方をします。

「マグニチュード」は震源地での地震のエネルギーの大きさを示すので、地名などは付かずただ「マグニチュード(M)●.●」と数値のみで表されます。

「震度」と「マグニチュード」は地震の数値でも使い方が違う

「震度」と「マグニチュード」は地震の大きさに関する数値ということでは似ていますが、全く違った性格のものです。

「震度」は一回の地震で揺れを感じた土地の揺れの大きさを表し、震源地からの距離や地質などで大きさ(数値)が異なります。

「マグニチュード」は発生した地震のエネルギーの大きさを表すものなので、一回の地震での数値は1つです。

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