「怒る」と「叱る」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

怒るとは、「感情が高まり 腹を立てること」を言います。

感情の赴くままに不満を爆発させるため、どのような立場の人にも使われます。

叱るとは、「目下の者の言動に対して咎め、戒めること」を言います。

相手のことを思い、指導するという意味もあるため教育的な面でもよく使われます。

良い方向へ導こうとする指導の意味があるのです。

「怒る」の意味

怒るとは非常に感情的な行動です。

これは自分のための行動であり、相手に対して何か気に入らなかったり腹を立てている際に不満に思う気持ちを相手にぶつけます。

また、立場は関係なく目上の人に対してであっても怒るという感情は芽生えます。

そのため、相手のことを思って何か咎めるのではなく、自分の感情のままに怒りを爆発させることを言うのです。

「叱る」の意味

叱るとは相手のためにアドバイスをすると言う意味もあります。

これは、相手が行った言動に対して感情的に怒るのではなく、相手をより良い方向へ導くために助言をするということです。

主に目下の人へ使われる言葉で、例えば親が子供を叱るなども、子供により良く成長してもらうために指導の意味も込めて叱るのです。

また、会社で上司が部下を叱るなどといったものも指導の意味があります。

「怒る」と「叱る」の用法や用例

怒るとは、例えば、「怒って物に当たった」「自分の思い通りにいかないので怒った」などがあります。

これは自分を中心とした考え方で、相手がどうこうというものはありません。

自分の感情の問題なのです。

叱るとは、例えば、「子供を叱る」「部下を叱った」などがあります。

これは相手のことを思った行動であり、指導の意味も込められています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一見違いのわからない怒ると叱るですが、意味は全く異なります。

「子供は怒るのではなく叱る」 「怒るのは自分のため。

叱るのは相手のため」という言葉もありますが、まさにその通りです。

特に自分が指導者や人の上に立つ場合、この怒ると叱るの違いをしっかりと理解して相手に接していきましょう。

最新の記事はこちらから