「張る」と「貼る」の違い・意味と使い方・使い分け

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張るは「テントを張る。

壁に石膏ボードを張る。

などと使われ塞ぐ、覆うという意味ですが相対するものとの間に空間を有する場合使用される」貼るは「糊貼りするといった風にはり付けることに変わりはありませんが、相対するものと接着されています」

「張る」の意味

相対するものとの間が全面で接着されることなく空間を有しています。

テントを張る時に骨組みに対して部分的な結束によって緊結され骨組みを太田状態を維持しています。

石膏ボードを木または金属の下地に釘またはビスを打ち込むことによって固定します。

固定する為のツールが紐、釘であります。

「貼る」の意味

糊で貼る。

この言葉に象徴されるように相対するものと密着させ全面接着で固定されます。

その為対象物との間に空間は生じません。

クロス貼り・タイル貼りと使われます。

固定するためのツールが糊または接着材になります。

切手を貼る、貼り絵、等です。

建築用語として「張る」と「貼る」の使い分け

建築の設計図に各部位の仕様書があります。

そこに記載があります。

壁・天井に石膏ボード張り・屋根野地板張り。

壁タイル貼り・床半磁器タイル貼り。

という風に使い分けます。

ただ、クロスばりに関しては「クロス貼り」「クロス張り」とまちまちです。

全面接着・糊を使用という観点から前者ではないかと思います。

文字の不思議

「張る」と「貼る」の違いを考えていく中で同じ意味でも使用する部位によって文字が変わってくるって説得力があります。

その状態をイメージします。

「貼る」の場合、どうしても接着剤をイメージします。

貼ったら最後です。壊すことを意味します。

それに比して「張る」ははがしても復元します。

テントの場合繰り返す事が出来ます。

更に「お腹が張る」下半身で「テントを張る」と使います。

やはり復元します。

元に戻るか否かが分水嶺かもしれません。

とすると「クロス貼り」が正解です。

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