「ギャンブル」と「投資」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

ギャンブルとは「金品などを賭けて勝負を競う行為」、投資は「将来的に資本を増加させるために、資本を投じる活動」です。

お金を賭ける、投じるという点で両者は同じですが、最もわかりやすい違いとしては、中間に第三者が介在して、胴元としての取り分を取るか否かという点にあります。

ギャンブルとして認められている公営ギャンブルや宝くじでは、胴元が得る金額が法律で定められていますが、投資の場合、胴元は存在しません。

ギャンブルの意味

ギャンブルは日本語に直すと、賭博です。

賭博行為が禁止されている日本では、ギャンブルや賭博は一般的に公営ギャンブルを行う事を指します。

なお、公営ギャンブルを行う以外にもギャンブルという言葉が使われる事があり、その場合は勝敗が不確実な勝負を挑む際に用いられます。

例えば、「時間がない中で彼に依頼するのギャンブルだった」など、本来の意味である金品などを賭けていない状況でも広く使われています。

投資の意味

投資は「将来の資本の増加の為に資本を投じる活動」を指す言葉です。

株式への投資や企業が行う設備投資が最もイメージが付きやすい例と言えるでしょう。

また、広義では自分自身の成長に対して時間やお金を投じる行為にも投資という言葉が使われます。

もちろん、ギャンブル同様、不確実性があると言う点は同じですが、前向きな行為に対して使われています。

ギャンブルと投資、イメージの違い

ギャンブルは日本国内において深刻な社会問題にもなっているギャンブル依存症などの言葉がある様にネガティブなイメージを持つ人が少なくない言葉です。

一方の投資は不確実性が伴うという実態は別として、将来への設備投資や自己研鑽など前向きな行為に対して使われる事が多く、ポジティブなイメージを持っている人が多い言葉と言えます。

行為は似ているが構造やイメージは大きく異なる

ギャンブルと投資は金品などを投じる行為としては似ていますが、その構造やイメージには大きな違いがあると言えます。

公営ギャンブルに資本を投じる行為はギャンブルで、株式市場に資本を投じる行為は投資となるのです。

どちらも資本がゼロになるリスクは伴うという点においては同じと言えます。

言葉のチョイスで相手に与える印象も大きく変わるので、両者の違いには注意が必要です。

最新の記事はこちらから