「黄昏」の意味と使い方・由来や例文

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「夕暮れ」や「物事が終わりに近づき衰えた頃」といった意味があります。

語源は人の顔の見分けがつきにくくなる夕暮れ時に、現代では「あれは誰?」という言葉を昔は「誰ぞ彼(たそかれ)」と言っており、夕暮れ時であったことから「黄昏(たそがれ)」と表すようになりました。

物事の終わりに近づき衰えた頃という意味は儚く寂しげな印象を与える言葉として使われます。

「黄昏」の意味

2つの意味があります。

1つ目は「夕暮れ」という意味です。

日が暮れかかり暗くなってきた頃の夕方を指します。

2つ目は「盛っていた時期が終わり、終わりに近づこうとする頃」という意味です。

2つ目の意味は日が暮れて暗くなった頃の様子が、物事が終わり衰えていくように見えることを比喩的につけられて作られた意味となります。

「黄昏」の使い方

「夕暮れ」を表すときや、物事が終わりに差し掛かって衰えて見えるときに使うことができます。

「黄昏る」という意味は「黄昏」が動詞になっただけのため、「夕方になる」という意味になります。

ぼーっと眺めている様子のことをを黄昏ていると表現することがありますが、本当の意味ではこの使い方は間違っているため気をつけましょう。

「黄昏」の例文

小学生の頃に友達だった彼と久しぶりに会い、昔話に花を咲かせた。

今ではどちらも年齢を重ね昔のように馬鹿なことはできないと笑い合った。

人生の話をしているうちに今の自分はどうなのかを考えるようになった。

彼が自分の現状を話してくれたときに辛そうな顔をしていた。

彼は人生の黄昏に差し掛かり、色々と考えているようだった。

「黄昏」のまとめ

「黄昏」は「夕暮れ」や」「物事が終わりに近づき衰えた頃」といった意味です。

この意味は単に「夕暮れ」を指す使い方もありますが、「夕暮れ」から転じてできた意味である「物事の終わりに近づき衰えた頃」という意味は儚く寂しげな印象を与えます。

外を眺めている人を「黄昏ている」と表現することは間違えているのでやめましょう。

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