「詰る・なじる」は、問い詰めて責めることです。

英語では「blame」で表されます。

「彼は部下の職務怠慢を厳しく詰った」は「He took his subordinate to task for neglect of duty. 」です。

「人を面と向かって詰る」は「run a person down to his face」です

「追及」は、悪事や責任などを、どこまでも追い責めることです。

英語では以下のように表されます。

「警察は容疑者を厳しく追及した」は「The police grilled the suspect 」です。

「権勢の腐敗追及を行った」は「They took closely into corruption in prefectural politics. 」です。

「詰る・なじる」の意味

「詰る・なじる」は、相手の過失や不満な点などを問い詰めることです。

問い詰めて責めることです。

「詰問」と同じ意味です。

以下のように使います。

不実を詰る 部下の怠慢を詰る 違約を詰る なじるような眼差し 不実を詰る 

☆dereliction
名詞です。

「怠慢・欠点・短所」「放棄・遺棄」という意味です。

「職務怠慢」は「dereliction of duty」です。

「追及」の意味

「追及」は、以下のような意味です。

①後から追いかけていって追いつくことです。

②悪事や責任などを、どこまでも追い責めることです。

以下のように使います。

噂の出どころを追及する 厳しい追及 責任を追及する 警察官に追及される 余罪を追及する

☆grill
他動詞の意味は「網焼きにする・じりじり焼く」「警察などが詰問する・尋問する」です。

「彼らは、彼女がその夜どこにいたか尋問した」は「They grilled her about where she had been all night. 」です。

関連語

「詰問」は、相手の非を責めながら厳しく問い詰めることです。

「不参加の理由を詰問する」のように使います。

「難詰」は、欠点を挙げて非難し、問い詰めることです。

「相手の落ち度を難詰する」のように使います。

「吊るし上げる」は、特定の人を大勢で厳しく責めることです。

「団体交渉中に社長を吊るし上げる」のように使います。

「締め上げる」は、力の優位者が厳しく責め立てることです。

「犯人を締め上げる」のように使います。

「詰る・なじる」は 問い詰めて責めること、「追及」は 悪事や責任などを、どこまでも追い責めることです。

「責める」「咎める・とがめる」「詰る・なじる」「追及」は、類語です。

「詰問」「難詰」「吊るし上げる」「締め上げる」「責め付ける」「責め立てる」「難じる」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「過失や悪い点などを責め非難すること」です。

「詰る・なじる」は、相手の過失や悪い点を責め立て、問い詰めて非難することです。

「追及」は、相手の過失や悪い点の原因・責任などについて、追い詰め責め立てることをいいます。

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