尻拭いは「他人の失敗の後始末をすること」。
そのような処理をしていかないといけない立場の人に対して使っていくことが多い言葉になると言えるでしょう。
肩代わりは「他人の債務などに関して、引き受けること」。
他人の借金などを自分が返済したりするようなケースで使うことが多く、そこは知っておきたい部分になるでしょう。
「尻拭い」の意味
尻拭いとは、他人の失敗の後始末をすることです。
他人が何らかのミスをしたときに、その責任をとったり、処理をしていくなどのケースで使っていく言葉になります。
こういう状況はよくあります。
部下の失敗に関して、上司が尻拭いをするようなケースは実際にありますし、かなりメジャーな言い方です。
使用頻度も割と高いでしょう。
「肩代わり」の意味
肩代わりとは、他人の債務などに関して、引き受けることです。
債務を対象にすることが多いですが、それ以外のケースでも使用できる言葉になります。
たいていは借金において使うことが多く、他人の借金を自分が負担していくというケースで使用する状況になります。
尻拭いの意味にやや似ている部分がありますが、完全に同じではないです。
「尻拭い」と「肩代わり」の用法や用例
「尻拭いをするというのは、どうしても理不尽な面を感じると言えるだろう。
しかし、後輩のミスの面倒を見るのも先輩の仕事と言えるのかもしれないが。」
「借金の肩代わりをしてくれる人がいれば、生活はかなり楽になる。
しかし、そんな人はまず見つからないし、現実的には期待できない状況ではないかと思えてくるんだよな。」
尻拭いと肩代わりはともにメジャーな表現
尻拭いと肩代わりは意味としては同じではなく、区別できる部分があります。
しかし、似ていると感じられる点もあるということで、そこはしっかりと頭の中に入れておいてほしいです。
これらの言い方はともにメジャーであり、多くの人たちが知っている状況でしょう。
自分で使う可能性はちょっと低いものの、見聞きする機会はたまにあります。