猛威は「凄まじいと言えるほどの威力のこと」。
滅多に見られない、感じられないほどに威力が強いというケースで使っていく言葉になると言える状況でしょう。
暴威は「荒々しいと言える勢いのこと」。
猛威の意味に近いでしょう。
そんなに大きな意味の差はありませんから、そこに関しては理解しておいた方がいいと思われるのです。
「猛威」の意味
猛威とは、凄まじいと言えるほどの威力のことです。
それだけ威力が大きいと言えるような場面で使っていく言葉になります。
猛威という言い方はそこそこ使われていますけど、例えば台風などの自然災害においては、結構使われている状況です。
実際、ニュースなどでこういう言い方を見聞きするシーンはたまにあると評価できるでしょう。
「暴威」の意味
暴威とは、荒々しいと言える勢いのことです。
何らかの勢いに対して使っていきますが、荒々しいと言える点は大きな特徴になってきます。
したがって、意味としては猛威に近いと言えるのではないかと思われます。
しかし、暴威という言い方はちょっとマイナーです。
こちらは知らない人が多数いる状況なので、そこは覚えておきましょう。
「猛威」と「暴威」の用法や用例
「今回の台風はかなりの猛威であり、全国のいろいろな地域で被害が出ているようだ。
毎年台風はこういう状況を引き起こすが、今年は一段と勢いがすごいと感じられるな。」
「自然災害に関しては、中にはかなり暴威を感じられるものがあり、そういうときには大きな被害を生む場合もあり得る。
日頃からそういう想定はしておいた方がいい。」
猛威と暴威は使用頻度に差がある
猛威と暴威については、意味はそれなりに近いと言えるでしょう。
明らかな意味の差を認識することはできませんし、そこはしっかりと頭に入れておいてほしい部分になってきます。
でも、両者は使用頻度が異なっているのです。
基本的には猛威の方がメジャーであり、暴威という表現はあまり使用されていません。
相対的にマイナーな言い方です。