講演・公演ともに、大勢の前で何かをすることであることは同じである。

講演は、大勢の前でスピーチや演説等、「話すこと」「教えること」。

公演は、大勢の前で音楽・演劇・落語等、「芸術性のあるものを披露すること」。

「講演」の意味

講演とは、大勢の前で、題目に従って啓蒙・自己啓発的な話をすることを指す。

講演者は、自身のこれまでの経験や培った知識に基づき、聴衆にスピーチを行い、聴衆はそこから新しい知見や刺激を得、学びの機会となる。

「公演」の意味

公演とは、大勢の前で、「芸術性のあるもの」のパフォーマンスを行うことを指す。

コンサートやショー・ミュージカル・落語等がこれに当てはまる。

聴衆にとっては、何かを教えてもらう、というより芸術作品に触れる機会となる。

「講演」と「公演」の用法や用例

「講演」の用法・用例
・〇〇教授による〇〇論についての講演
・元スポーツ選手による、選手時代のモチベーション維持についての講演
・〇〇先生の講演を聞いて、元気をもらえた。

「公演」の用法・用例
・歌手〇〇〇〇の海外公演(もしくは追加公演、等)
・〇〇劇団の全国公演

講演=話 公演=芸術

タイトルのように区別しておくと、使い分けに苦労することはなさそうである。

ただし、「落語」のように、話でもあり、芸術でもあり…というものに関しては、どちらを使うか迷うかもしれない。

しかし、そのものの本質が「(学びを得るための)話」なのか「芸術(≒ショー・舞台)」なのか、メインになっているのはどちらなのかを考えれば、自ずと答えは見えてくるはずだ。

(答=公演)

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