カラッは「物事にこだわらず、サッパリとしている態度のこと、空気が乾燥していること」。
「乾燥」と言い換えると分かりやすい。
カラカラは「喉が渇いている状態のこと、雨降らず、旱魃状態のこと」。
「渇き」と言うと分かりやすい。
「カラッ」も「カラカラ」も乾燥していることを表す言葉ですが、意味合いが少し異なります。
「カラッ」はサッパリしていること、乾燥していること
「カラッ」は物事にあまりこだわらずサッパリしている態度のことです。
また、空気が秋になり、乾燥していることも言います。
例えば、「彼はあのことで怒っているかと思っていたところ、カラッとした態度で現れた」「蒸し暑さも彼岸を過ぎると大陸の乾燥した空気が流れ込み、湿度も低くなりカラッとした秋の気候になる」と使います。
「カラカラ」はのどの渇きや旱魃のこと
「カラカラ」はのどの渇きを言い「運動をしたので喉がカラカラだ」「夜クーラーを付けっぱなしで寝たのでのどがカラカラになってしまった」「長く続く旱魃で農作物の畑はカカラカラ状態となっている」と使います、また、「カラカラ」と言う言葉はローマ皇帝の名前になっていることや、アニメポケモンのキャラクターでも使われています。
「カラッ」と「カラカラ」の違う点
「カラッ」と「カラカラ」は「カラ」と言う言葉が共通していますが、意味合いが異なります。
このような日本語は多くの例が挙げられます。
「カサッ」と「カサカサ」、「コロッ」と「コロコロ」、「サラッ」と「サラサラ」、「スラッ」と「スラスラ」などがあります。
一つの言葉では、特定ものや人の様子、二つの言葉を繰り返すと物事の動きや状態となるようです。
「カラッ」と「カラカラ」とは
「カラッ」はこだわらない性格や乾燥した状態のことを言います。
ドライな人、湿度が低く、空気が乾燥していることなどを言います。
「カラッとした様子」「カラッとした秋の空気」などと使います。
「カラカラ」は、喉の乾いた様子を表すことや、旱魃で水分がなくなっている状態などを言います。
「喉がカラカラだ」「畑はカラカラになっている」などと使います。