「戦場」と「戦地」の違い・意味と使い方・使い分け

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戦場は「戦争が行われている場所、または行われていた場所のこと」。

戦争が実際に発生している、していたということが重要と言えます。

戦地は「戦争が行われるかもしれない場所のこと」。

戦争に至ってはいないが、その可能性があるために危険と言えるような場所のことを戦地と言います。

戦地という言葉は戦争が起きたわけではないという点が重要です。

「戦場」の意味

戦場というのは、戦争が今起きている、またはかつて起きていた場所のことです。

したがって、現在危険な地域、または過去に危険な地域だったということになります。

戦争が実際に発生した事実が重要ということであり、戦争が行われている、行われていた場所そのものという言い方ができるので、割と意味を理解しやすい言葉です。

「戦地」の意味

戦地というのは、戦争が今後発生するかもしれないと予測されている地域のことです。

何らかの問題を抱えていることが確認されており、それによって戦争へと発展するのではないか?と思われているということになります。

つまり、戦地というのは今後次第で戦場に変わる可能性があるような場所という言い方もできるということになります。

「戦場」と「戦地」の用法や用例

「ここは今戦場となっている地域であり、その状況を伝えるために俺はここに来た。

戦場だから、常に危険と隣り合わせだが、それを承知で俺は来たんだ。」

「民族間のトラブルを抱えているがゆえに、この地域はいずれ戦争が起きるかもしれないな。

ここは現状では戦地だが、さらなる危険がやってくるかもしれないと考えると、常に用心をしておかないといけないな。」

戦場と戦地は似ているが意味は違う

戦場というのは、戦争が起きたことの状況が認められる場所と言えます。

しかし、戦場はまだ戦争が起きていない地域です。

しかし、これから起きる可能性はあるので、危険なことには変わりありません。

つまり、戦争の有無という点において、戦場と戦地という言葉はそれぞれ違いがあると言え、割と判断がしやすい言葉と言えるでしょう。

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