「介抱」と「解放」の違いを書きます・意味と使い方・使い分け

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介抱は「怪我人や病人、酩酊した酔っ払いなどを気遣い、世話をすること、看護すること」という意味です。

「救護」と言い換えると分かりやすいです。

解放は「制限されたり、束縛されたりしている状態をとき放して自由にすること」と言う意味です。

「釈放」と言い換えると分かりやすいです。

「介抱」の意味

「介抱」とは、手助けが必要な状態の病人や怪我人、そして酩酊して自立歩行出来なくなっているような酔っ払いの世話、介護、看護をすることです。

また、何か困っている人や子供を助けて保護したり、面倒をみたり、後見人になったりすることの意味としても使われます。

「解放」の意味

「解放」とは、からだ、心などが束縛されたり、制限されたりしている状態をとき放ち自由な状態にすることです。

たとえば、「アメリカで奴隷が解放された」などや「子供が成人となり、子育てから解放された」、また「貧困生活から解放された」などといった使い方をします。

「介抱」と「解放」の意味をさらに詳しく

「介抱」という言葉は、江戸時代ではより具体的で限定的な意味を持っていました。

罪を犯し、海上はるか遠くに島流しされることとなった罪人に、家族や召し使いなどがその島まで付き添い面倒をみること、といった意味で使われました。

また、「解放」という言葉も政治的な意味に限定して使われることもありました。

その時代時代の権力を持つ者を打倒して、平民、人民が自由になる、といった意味で使われました。

歴史、政治的に幅広い意味を持つ「介抱」と「解放」

まとめますと、「介抱」は病人、酔っ払いなどをお世話すること、看護すること、という意味が一般的です。

江戸時代では流刑に処された罪人に限定して使われる用法もありました。

「解放」は心身が束縛されたり制限されたりしている状態をとき放ち、自由にすること、という意味が一般的です。

歴史的な革命などで、権力者を打倒して人民が自由になること、を意味する限定的な用法もあります。

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