選集は「いろいろな著作物の中から、何らかの目的のために選び抜いて作られた書物のこと」。
選集という言葉はそのまま使われることは多くないので、そこはポイントです。
選書は「いろいろな書物の中から、特定のものを選び出すこと」。
何らかの目的に沿って選んでいくので、その都度選んでいく基準は異なる可能性があるでしょう。
「選集」の意味
選集とは、いろいろな著作物の中から、何らかの目的のために選び抜いて作られた書物のことです。
何らかの基準に沿って、複数の著作物を選んで、まとめられたものという意味で使うことができます。
つまり、いろいろな作品が含まれた作品という言い方ができるのです。
選集の場合にはそのまま使用されるケースは多くありません。
「選書」の意味
選書とは、いろいろな書物の中から、特定のものを選び出すことです。
何らかの目的に沿って選んでいくのですが、その目的はケースバイケースと評価できるでしょう。
したがって、その都度いろいろな選び方をしていく状況となります。
選書という言葉はちょっとマイナーです。
したがって、知らない人も多いと思われる状況と言えます。
「選集」と「選書」の用法や用例
「このミステリー選集に関しては、選りすぐりのミステリーに関する作品が集められている。
したがって、こういうジャンルが好きな人に関しては、おすすめできるだろう。」
「この選書に関しては、特に面白い作品だけを選んでいる。
したがって、読書が好きな人たちにとっては、興味深いものに感じられる可能性があるだろう。」
選集と選書は意味が似ている
選集と選書は意味は似ており、ともにいろいろな作品の中から何かを選ぶというケースで使っていくことが多いでしょう。
意味では区別しづらい面があると思われます。
でも、知名度としては選集の方が高いと思われるのです。
選書はちょっとマイナーな言い方になりますから、そういった部分は知っておくといいのではないかと思われます。