「面」と「面ぽう」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「面」は、剣道で、頭や顔を覆うものです。

英語では「a face」「a mask」「a men」で表されます。

「顔」という意味の場合「a face」を使います。

「仮面」という意味の場合「a mask」です。

「剣道の面」という意味の場合「a men」です。

「面を一本取られた」は「I received a men from him. 」「I received a blow on the head from him. 」です。

「面を取った」は「I gave him a men. 」です。

「面ぽう」は、甲冑に付属した顔や頭を覆う防具です。

英語では「a mask」で表されます。

「面」の意味

「面」は、以下のような意味です。

①人のつら・顔です。

②顔の形に似せて顔に付けるものです。

「仮面」「マスク」と同じ意味です。

③剣道で、頭や顔を覆うものです。

また、頭部に打ち込むことをいいます。

④物の外側の広がりを持った部分です。

⑤紙の表面です。

新聞のページです。

⑥ある事柄の領域です。

「方面」と同じ意味です。

以下のように使います。

面識 面相 面と向かう 面が割れる 洗面 赤面 面を打つ 鬼の面をつける
海面 月面 地面 社会面 三面記事 外交面 良い面を評価する

「面ぽう」の意味

「面ぽう」は、甲冑に付属した顔や頭を覆う防具です。

平安時代後期に登場し、室町時代末期から安土・桃山時代にかけて広く普及しました。

雄々しい表情の面ぽうや、戦場には不釣合いな笑い顔の面ぽうもありました。

これらは、闘志をかきたてたり敵を当惑させたりするために用いられました。

このように面ぽうは、戦場に於いて「仮面」の役割も果たしました。

関連項目

☆面が割れる
警察の隠語です。

顔写真や面通しにより、その人物が誰であるかが判明することです。

☆mask・マスク
原義は「道化師」です。

名詞の意味は「仮面・覆面」「覆い隠すもの・ごまかすもの」「遮蔽物」「仮面劇」「頭部」です。

「マスクを脱ぐ」は「throw off one’s mask」です。

☆armor・甲冑
「兵士たちは甲冑を身に着けていた」は「The soldiers were in armor. 」です。

「甲冑を付けた戦士」は「an armored warrior」です。

「面」は 剣道で頭や顔を覆うもの、 「面ぽう」は 甲冑に付属した顔や頭を覆う防具です。

「面」「面ぽう」「胴」「小手」は、類語です。

共通する意味は「剣道で使う防具」です。

「面」と「面ぽう」は、顔や頭を覆うものです。

「面ぽう」は「面頬」とも書きます。

「面」は、野球などで顔を覆う防具などもいいます。

「胴」は、胸と腹部を覆うものです。

「小手」は、指先から肘あたりまで覆うものです。

「面」「胴」「小手」は、剣道のその部分に打ち込んだ時の決まり手を指します。

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