「記憶」と「暗記」の違い・意味と使い方・使い分け

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記憶は「過去の出来事や経験を自分自身で覚えていること」。

覚えていることの内容を指すこともありますが、思い出に近い概念です。

暗記は「特定の内容に関して覚えようとすること」。

何かしらの理由によって、何かしらのものを覚えないといけないとき、何も見ずに思い出すことができるように頭の中に記憶しようとすることなのです。

「記憶」の意味

記憶というのは、自分の頭の中に入っている特定の出来事や経験のことです。

覚えようとして頭に入った場合も、無意識のうちに頭に入った場合も両方含みます。

記憶それ自体は思い出という言葉に近い概念ではあるものの、記憶するといった感じで動詞として使ったときには、暗記するという言葉に近い意味を持つと言えるでしょう。

「暗記」の意味

暗記というのは、何かしらのものを覚えようとすること、何も見ずに思い出すことができる状態にすることです。

一般的に勉強などのシーンで暗記という言葉をよく使います。

入試などに備えて、特定の内容を暗記するという行為を多くの人がしますが、その暗記するという状況は記憶するという状況にも近いので、動詞として使うと意味が近くなります。

「記憶」と「暗記」の用法や用例

「俺は幼い頃の記憶は割と残っている。

なんとなくの感じだが、無意識に家の中を駆けずり回っていた。

そんな記憶は確かにあるんだよな。」

「来週の英単語のテストに向けて、暗記をしないといけないな。

家にいるときには集中できないから、往復の電車の中で暗記をする作業をすると思う。

電車って意外と集中しやすい環境なんだよな。」

記憶と暗記は動詞としては近い意味

記憶も暗記も頭の中に特定のことが入っている状態という意味では近いです。

しかし、記憶は無意識に入っている場合も含みます。

しかし、暗記は意識的に頭に入れようとすることがほぼ全てですから、そこに違いがあるのです。

ただ、記憶すると暗記するという言い方をした場合には、どちらも意識的にやっているので、ほとんど同じような意味になるということなのです。

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