「ピアノ」と「チェンバロ」との違い・意味と使い方・使い分け

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ピアノは「鍵盤を指と手首を使い、足のペダルも駆使して弦をハンマーで叩く仕組みで奏でる楽器のこと」。

「打弦鍵盤楽器」と言い換えると分かりやすい。

チェンバロは「鍵盤を指で軽くタッチして、弦を弾いて奏でる楽器のこと」。

「弾弦鍵盤楽器」と言い換えると分かりやすい。

「チェンバロ」が先に誕生し「ピアノ」はチェンバロを元にしてのちに作られました。

「ピアノ」は古典音楽の歴史と共に発展しました。

「ピアノ」は「チェンバロ」の欠点である音量のなさや音の強弱がないことを改良するために発明され、鍵盤の数も次第に多く成り現在の88鍵にまでなりました。

これはオーケストラの楽器の全音域をカバーするものです。

バッハはピアノの全性能を引き出した「平均律クラビーア曲集」を作曲しましたが、ベートーベンは難曲「ハンマークラヴィーア」と言うピアノソナタ曲を作りました。

「チェンバロ」はハープシコードと同じものです。

「チェンバロ」はドイツ語で、英語では「ハープシコード」、フランス語では「クラヴサン」と言います。

「チェンバロ」は鍵盤を押すことで弦が「プレクトラム」と言うもので弾じかれて音が出る仕組みです。

3オクターブと音域は狭いのですが鍵盤が2段になっているものもあります。

また、白と黒の鍵盤の色が「ピアノ」とは逆になっているものが多いです。

「ピアノ」は今やポピュラーですが「チェンバロ」は普及しませんでした。

「ピアノ」は現代にも生きている非常に重要な楽器ですが、「チェンバロ」は普及せず、レトルトな楽器になりました。

ピアノ曲は多数ありますが、チェンバロの曲は余りありませんがコンクールはあります。

当時の楽器を使用しチェンバロのために作曲されたものを弾き、当時の音色を楽しむのです。

「ピアノ」は情操教育としても活用されています。

「ピアノ」も「チェンバロ」も有名な楽曲が残されています。

「ピアノ」は減を叩く鍵盤楽器で曲は無数にあります。

ピアノソナタやバラード、ワルツ、プレリュードなどの独奏曲、オーケストラとの競演のピアノ協奏曲、連弾曲、練習曲、小品などバラエティーに富んでいます。

「チェンバロ」は弦を弾く鍵盤楽器で馴染みが薄いですが、曲はバッハの「ゴールドベルク変奏曲」が有名です。

作曲家はバッハを始めヘンデル、スカルラツティ、ラモーなどバロック時代の作曲家になります。

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