「奉仕」と「サービス」の違い・意味と使い方・由来や例文

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奉仕は「神などに仕え見返りを求めない活動のこと」。

「無償活動」と言い換えると分かりやすい。

サービスは「奉仕のこと、または人へのもてなしをすることで利益を得ること」。

「有償活動」と言い換えると分かりやすい。

「奉仕」は英語では「サービス」と訳され、日本で言う「サービス」と紛らわしい言葉になっています。

「サービス業、接客業」は英語では「サービスインダストリー、ホスピタリティインダストリー」となります。

「奉仕」は神に捧げる無償活動、寄付のこと

「奉仕」はキリスト教では大事な概念の一つで「神に捧げる無償の活動」と言う意味になります。

社会のために行う様々な無償活動のことで、ほとんどの人が自発的に行っています。

日本では自発的に行う場合は「ボランティア活動」となります。

また、アメリカなどキリスト教圏の「奉仕」とは具体的には「寄付」のことになります。

資産家が大口寄付を行うことはよくあることです。

「サービス」はサービス業のこと

アメリカなどでは「サービス」と言えば「奉仕」のことですが、日本では「人を相手にした販売業や接客業などのこと」を言います。

いわゆる「サービス業」のことです。

アメリカでは「奉仕的産業、サービス産業」と訳されます。

また、商売で顧客に値引きをする場合に「サービスしておきます。

御奉仕いたします」などと使います。

「サービス」は本来「奉仕」のこと

「サービス」の語源はラテン語で「仕える、召使」と言う意味の言葉になりますから、本来は「神や主人に仕えること」で「奉仕」のことなのです。

日本では「サービス」と言うと「人をもてなすこと」と言う意味が強く、「接客業」の代名詞として使われます。

ですから、「宿泊業、飲食業、娯楽業、不動産業、レンタル業、学習塾、医療関係、情報通信業、運輸業、その他」などのことを言います。

「奉仕」と「サービス」とは

「奉仕=サービス」はキリスト教では「寄付行為」のことになります。

本来は「神に捧げる無償活動」と言う意味ですが、具体的には「寄付活動」のことを言うようです。

日本ではそのような「奉仕の概念」が希薄なため、「サービス」と言うと「人をもてなす仕事」のことで宿泊、飲食、医療、情報通信などの「接客業」が該当します。

また、「社会的奉仕」は「寄付」より「ボランティア活動」となります。

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