「歌謡曲」と「演歌」との違い・意味と使い方・使い分け

B!

歌謡曲は「昭和初期以降に作られた大衆音楽のこと」。

「流行歌」と言い換えると分かりやすい。

演歌は「歌謡曲なのですがヨナ抜き音階で歌われる感傷に満ちた歌のこと」。

「ユナ抜キ曲」と言い換えると分かりやすい。

元々「演歌」は「演説歌」のことでしたが、後に歌謡曲の一種として生まれ変わりましした。

「演歌」も「歌謡曲」の一種と言えます。

「歌謡曲」は唱歌や本来の歌曲とは異なる流行歌のことです。

「歌謡曲」は日本本来の親しまれている歌曲や唱歌と異なり、新に作曲された「流行歌」的な歌のことです。

欧米のヒット曲を日本語にアレンジしたものや、世相を反映したもの、短音階で小節の利いたものなどですが、松井須磨子の「カチューシャの唄」が始まりとされます。

戦後では、美空ひばり、島倉千代子、森進一、水前寺清子など多くの人気歌手を生み出しました。

「演歌」はヨナ抜調の哀愁に満ちた歌です。

「演歌」は恋愛、失恋、酒、涙、雨、雪、離別、海、北国などのテーマを使い、ファとシを除いたヨナ抜キ調ので短調により、哀愁のある心にしみる歌になります。

古賀政男のギターを使った「古賀メロディー」により定着しました。

「小節」と「ビブラート」により特色を出しています。

また、淡谷のり子は「演歌」嫌いであったことは有名です。

「歌謡曲」も「演歌」も良い所がある。

「歌謡曲」は範囲が広く歌手も多彩ですが、その中の「演歌」は独特のものを持つために若い人は好みません。

若い人の好むポップス系、フォークソング系、グループサウンド系、ニューミュージック系の「歌謡曲」も良いのですが、「演歌」も恋愛系、人生・生き方系、任侠・股旅系、家族・夫婦系、望郷系など多くのテーマを持ち、中高年層に愛されてきました。

「歌謡曲」に「演歌」も含みます。

「歌謡曲」は昭和初期から国民に愛されてきた「大衆曲」「流行歌」として大事な役割を果たしてきました。

数多くの人気歌手が誕生し、若い人から中高年に至るまで幅広いファンがいました。

「演歌」はその中でも独特の分野で歌われたもので、特に中高年の心に響く人生や失恋、愛情、義理人情、望郷などの分野を物悲しい旋律で歌ったものです。

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