戦争は「宣戦布告をしたうえで他国を攻撃する行為のこと」。
「国家間大紛争」と言い換えると分かりやすい。
軍事作戦は「戦争以外の軍事力の行使のこと」。
「戦争外軍事力」と言い換えると分かりやすい。
「戦争」は国家間の争いのことで、一方が大義名分を掲げて他国に侵攻または攻撃を行い、他国は防戦や攻撃を行うものです。
かつての戦争は「宣戦布告」が常識的でしたが、現在は騙すことで始まり、「宣戦布告」なしに進行していくことがあります。
「軍事作戦」が「戦争」に発展することがあります。
「戦争」は一方的攻撃で始まる国家間の紛争のこと
過去の「戦争」を見ると、政治的な行き詰まりから、何かの事件や暴発などにより一方的に攻撃が始まることが多かったようです。
最初は小規模の衝突から始まり、報復の押収で全面戦争に突入することは過去の例が証明しています。
どちらが良くどちらが悪いと言うことはなく、お互いを憎み相手を攻撃するのです。
相手が降伏をするまで続き、和平条約の締結を以て終結します。
「軍事作戦」は戦争以外の紛争など
「軍事作戦」は戦争による攻撃や防御などではなく、戦争とまではいかない紛争の防止のための軍事力行使の外、侵略の防止、安定化・平和維持活動、支援作戦など様々な任務があります。
特に紛争地での平和維持活動は重要で、平和部隊が撤収してしまうと軍事バランスが崩れ、再び紛争や侵攻など戦闘行為が始まってしまいます。
「特別軍事作戦」と「戦争」の違い
隣国侵攻は大国では「特別軍事作戦」と呼んでいますが、明らかに「戦争行為」となります。
大国の言う隣国に対する大義名分は根拠に掛け、一方的な侵略行為に映ります。
隣国の味方となる諸国は「戦争・侵略」と認識をしていますから、戦力の支援を行うのです。
ただ、隣国は防戦を専らとし、領土の奪回をするにとどまり、大国国内の攻撃までは踏み込んでいません。
「戦争」と「軍事作戦」とは
「戦争」と「軍事作戦」は同じようなものですが、「軍事作戦」は「戦争」のようにお互いの国家を攻撃することはありません。
紛争地の安定化のために軍隊を駐留させることや、様々な支援活動などを行います。
軍事力の行使も行いますが、敵対勢力のどちらに正義があるのかを見極め支援をするのです。
大義名分の希薄なまま「特別軍事作戦」と称して、他国に侵略することは「戦争」以外の何物でもありません。