前夜は「前の日の夜のこと」。
ある日を基準にしてその前の日の夜を指している言葉と言えます。
いろいろな場面で使うことができる言い方になると言えるでしょう。
昨夜は「昨日の夜のこと」。
今日を基準にして前の日の夜なので、前夜とは同じ意味ではありません。
かなり似ているものの、区別できる部分はちゃんとあると評価できます。
「前夜」の意味
前夜とは、前の日の夜のことです。
特定の日を基準にしたときの前日の夜を指して使う言葉なので、基準となる日次第で具体的な日は変わると言えます。
前夜という言葉はそんなに頻繁には見聞きしませんけど、多くの人たちは知っているでしょう。
使用頻度は高くないものの、知名度はそれなりに高いので、そこはポイントになります。
「昨夜」の意味
昨夜とは、昨日の夜のことです。
前夜と同じような意味に思えるかもしれませんけど、意味は同じではありません。
前夜は基準自体が異なると言えますけど、昨夜は基準が今日になるので、そこはポイントでしょう。
昨夜は基本的に過去に対して使いますが、前夜は未来に対しても使用できるので、そこに関しても知っておいた方がいいです。
「前夜」と「昨夜」の用法や用例
「今年は大晦日の前夜まで仕事をすることになる。
したがって、本当に1年の最後の方まで仕事があると言えるわけだ。
今年も忙しい日常だったと評価できるだろう。」
「昨夜は雨がかなり降っていたみたいだ。
雨の音が非常に強く聞こえていたから、それが気になっていたほどだし。
ただ、今日朝起きたらすでに止んでいたけどね。」
前夜と昨夜は微妙に意味が違う
前夜と昨夜に関してはなんとなく意味が似ているように思えるでしょうけど、両者は同じ意味ではありません。
似ている面はありますが、一応違いと言える箇所はあるため、そこに関しては知っておきましょう。
一般的には昨夜の方が使われやすく、前夜が使われる場面というのはそこまで多くないと言えるのではないかと思われます。