適宜は「その場ごとに適する状況のこと」。
基本的にはそれぞれのシーンごとに適切な行動をとるといった意味で使われる言葉になると言えるでしょう。
その都度は「その度ごとにという意味のこと」。
いろいろなシーンにおいて、それぞれごとにという意味があります。
適宜の意味に似ていますが、適宜よりはやや漠然とした意味と言えます。
「適宜」の意味
適宜とは、その場ごとに適する状況のことです。
その場ごとに適切な行動をとっていくという意味で使用する表現になるはずです。
こういった部分は常に意識している人が多いと思われますが、実際にその通りに行動できるとは限りません。
つまり、毎回適切な行動がとれないケースも十分に考えられると評価できると思われるのです。
「その都度」の意味
その都度とは、その度ごとにという意味のことです。
それぞれのケースごとにという意味なので、適宜の意味に似ています。
しかし、適切な行動をとるという意味はありませんから、そこは理解しておきましょう。
適宜と比べるとやや漠然とした意味である点が特徴であり、より多くのシーンで使っていくことが可能であると評価できます。
「適宜」と「その都度」の用法や用例
「一応マニュアルはあるものの、マニュアルには書いていない状況に遭遇することもある。
そのときには適宜対応をしていく必要があるわけで、自分で考えてほしいんだ。」
「フリーランスとして働いていると、いろいろな場所で働くことが可能だ。
したがって、気分などによってその都度仕事をする場所を変えるケースも割とある状況と言える。」
適宜とその都度は意味がやや似ている
適宜とその都度に関しては意味は似ている面もあります。
どちらもその場ごとにとか、その度ごとにという意味があるのです。
ただ、適宜の方がより具体的な意味であると言えるので、そこは重要なポイントになります。
実際、その都度の方が漠然とした表現と言えますから、こちらの方が使用頻度は高くなる可能性があると評価できるでしょう。