ため息は「苦労などを感じているときに、思わず出てしまう大きめの吐息のこと」。
大きめの吐息という点がポイントであり、周囲がそれに気付くくらいに大きな吐息であるケースで使います。
嘆息は「嘆いているときに出る吐息のこと」。
意味はため息に割と近いです。
ただ、嘆息という表現は頻繁には使われないので、そこはポイントになります。
「ため息」の意味
ため息とは、苦労などを感じているときに、思わず出てしまう大きめの吐息のことです。
苦労をしているときに、思わず出てしまうのがため息ですが、これは無意識に出ているものであり、多くが経験していると評価できるでしょう。
苦労は誰でもするものですから、ため息に関してもそれなりに馴染みを感じられるのではないかと思われます。
「嘆息」の意味
嘆息とは、嘆いているときに出る吐息のことです。
嘆いているということは、苦労をしていると言えるはずなので、ため息の意味にそれなりに近いと評価できます。
つまり、嘆息はため息と同じようなシーンで出る吐息と言えるわけです。
ただ、使用頻度においては嘆息はあまり高くありませんから、相対的に使われづらい言い方になるはずです。
「ため息」と「嘆息」の用法や用例
「最近は残業ばかりの日々が続いていて、本当にため息が出てくるよ。
もう少しゆとりを持って勤務できたらいいと思うのだが、なかなかそうもいかないな。」
「嫌なことがあると、どうしても嘆息が出てしまう。
周りの人たちに心配をかけたくないから、できるだけ人前では出さないようにしているが、無意識のうちに嘆息が出ることもある。」
ため息と嘆息は意味はかなり似ている
ため息と嘆息に関してはそれなりに意味は似ています。
どちらも苦労などをしているときに出る吐息という意味で使用する言葉なので、明らかな意味の違いは存在していません。
でも、ため息はそれなりに有名ですが、嘆息はあまり有名な言葉ではないため、両者はそういう部分で区別をすることができるので、ここは知っておいた方がいいです。