やっとこさは「力を入れるとき、苦労したときに出る声のこと」。
少なからず大変な思いをしたときに思わず出てしまう声のことで、無意識のうちに使っている可能性があります。
やっとのことでは「何かを成し遂げるにあたって、非常に苦労した状況のこと」。
思わず出る声というわけではないですが、意味としてはやっとこさにそれなりに近いと言えます。
「やっとこさ」の意味
やっとこさとは、力を入れるとき、苦労したときに出る声のことです。
ある程度苦労を経験したとき、やっとの思いで何かを成し遂げたときに、思わず出てしまう声を意味しています。
こういった言葉は多くが使うとは言い難いですが、知っている人、聞いたことがある人はそれなりに多いと思われます。
割とメジャーな表現になるはずです。
「やっとのことで」の意味
やっとのことでとは、何かを成し遂げるにあたって、非常に苦労した状況のことです。
とりあえず成し遂げることはできたものの、そこに至るまでに多大な苦労があったと言えるようなケースで使っていきます。
やっとこさの意味に結構近いですが、思わず出る声とは言えないケースも多々あるため、そこに関しては知っておいてほしいです。
「やっとこさ」と「やっとのことで」の用法や用例
「やっとこさ片付けが終わった。
始めたときにはこんなに時間がかかるとは思っていなかったから、本当に大変に感じられたよ。
でも、かなり綺麗な状況になってすっきりしたと言える。」
「やっとのことで仕事を終わらせることができた。
食事などもほとんどとらずにやってきたから、今はお腹がかなり空いている状況だよ。
さて、何を食べようかな。」
やっとこさとやっとのことでは意味がやや違う
やっとこさとやっとのことでは意味は似ている面もありますけど、同じとは言い難いです。
どちらも苦労をしたと言える場面で使う言葉になりますけど、微妙に違いがあると言えるでしょう。
ともにメジャーな言い方になるので、知っている人は多くいると思われます。
でも、日常生活でそこまで頻繁に使う表現ではないかもしれません。