「どの道」と「どちらにしても」の違い・意味と使い方・由来や例文

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どの道は「どのような方策をしようと結果は同じと言うこと。」

「結局」と言い換えると分かりやすい。

どちらにしてもは「どのようにしても結果は同じと言うこと」。

「所詮」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉はどのような手段を取っても、結果は変わらないと言う時に使われています。

「いずれにしても」「どっちにしても」なども同じ意味で使います。

「どの道」は「どの道を通っても同じ」と言うこと

「どの道」はいくつかの道があり、どの道を通ろうとたどり着く場所は同じと言う意味です。

転じて、「どのような事をしても結果は同じこと」と言う意味になりました。

「どの道、戦況は変わらず敗戦となることは分かっていた」「どの道、いずれは資金が欠乏してしまう」「どの道、いくらやってもダメなものはダメなのだ」などと使います。

「どちらにしても」は「どちらを取っても同じ」と言う意味

「どちらにしても」はどちらの方策を採用しても結果は変わらないことを言います。

「どの道」と同じことです。

状況がかなり悪くなっている時に使われていて、諦めの境地となっているのかも知れません。

「病状は悪化して、この患者はどちらにしてももう助かることはない」「どちらにしても、もうすぐ結論が出る」などと使います。

「どの道」や「どちらにしても」は諦めていること

「どの道」や「どちらにしても」また「いずれにしても」などの言葉は、すでに結論が見えている場合の諦めの心境で出てくる言葉になります。

どのような手段を講じても結果を覆すことは出来ないと諦めているのです。

起死回生の手段があれば望みはあるかも知れませんが、多くの場合は、ほとんど決まってしまった結果を受け入れることしかないのです。

「どの道」と「どちらにしても」とは

「どの道」は「どの道を選ぼうと同じ場所にたどり着くこと」転じて、「どのような方策や手段を取ろうと、結果は覆せないこと」を意味します。

「どちらにしても」も同じことで、結果は変わらないのです。

ですから、結果が見えている段階でいろいろ画策しても、後の祭り的な雰囲気、諦めの境地で出てくる言葉なのです。

「いずれにしても」「どっちにしても」も同じ意味になります。

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