「伝導」と「超伝導」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

伝導は「物質の中を電気や熱が伝わること」。

「電気伝導」と言い換えると分かりやすい。

超伝導は「ある物質の温度を超低温にすると電気抵抗が0となる現象のこと」。

「電気抵抗ゼロ」と言い換えると分かりやすい。

金属には多かれ少なかれ電気抵抗が存在します。

また、同じように電気伝導も存在します。

電気抵抗率の逆数が電気伝導率となります。

「伝動」は電気や熱が物質に伝わること

「伝動」は電気などが金属などに伝わることです。

「電気伝導率」などで伝わりやすさを表します。

「電気伝導率」が最も良い金属は銀となり、次に銅や金アルミニウムと続きます。

そのため、電線は安価な銅などで作られます。

「熱伝導」もあり、物質内に高温から低温側に熱が伝わる現象を言います。

熱の場合、放射や対流でも伝わります。

「超電導」は極低温で現れる現象のこと

「超伝導」現象は発見当初は-243度まで冷やすことで起きていました。

特定の金属や合金をヘリウムなどで冷やすことで発生します。

また、その上では磁石が浮くと言う現象もあります。

マイスナー現象と呼ばれています。

現在は、臨界温度は徐々に高くなり、-138度になっています。

「超伝導」はエネルギー分野やリニアモーターカー、医療、エレクトロニクスなど幅広い分野の応用が見込まれています。

「超伝導」とリニア新幹線

「超伝導」を応用した「リニア新幹線」が現実味を帯びてきました。

東京と大阪間を時速500kmの速度で走行し、1時間で結ぶ計画のことです。

試運転は50年に及び、現在は整備計画の策定段階にあり、これから正式なルートが決まってくるのです。

開業は2027年を想定しています。

正式名称は「中央新幹線」と言います。

または「リニア中央新幹線」とも呼ばれます。

「伝導」と「超伝導」とは

「伝導」は電気や熱が金属や物質内を伝わることです、「電気伝導率」や「熱伝導率」などで表すことが出来ます。

尤も「電気伝導率」が良い金属は銀で、次いで銅や金、アルミニウムなどが続きます。

伝わりにくいことを表す「電気抵抗率」の逆数が「電気伝導率」となります。

「超伝導」はある金属や合金を極低温にして「臨界温度」に達すると「電気抵抗」がゼロとなる現象のことです。

エネルギー分野を始め、運輸、医療、電子など幅広い分野の応用が期待されています。

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