「便所」と「手洗い」と「洗面所」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「便所」は、大小便をする所です。

英語では「a toilet」で表されます。

「便所はどこですか」は「Where is the bathroom?」「Where is the washroom? 」「Where is the lavatory ?」です。

「公衆便所」は「a public lavatory」「a public restroom」「a comfort station」です。

「手洗い」は、「便所」の異称で、婉曲な言い方です。

英語では以下のように表されます。

「お手洗いはどこですか」は「Where can I wash my hands? 」「Where is the bathroom?」です。

「洗面所」は、洗面設備のある「便所」「手荒い」のことです。

英語では「a washroom」「a lavatory」「a toilet」で表されます。

「洗面台」は「a washstand」です。

「洗面用具」は「toilet articles」です。

「便所」の意味

「便所」は、大小便をする所です。

「厠」「はばかり」「トイレ」と同じ意味です
「厠」「雪隠」「後架・こうか」「はばかり」「御不浄」は古風な言い方です。

古くは川を利用したことから「厠・かわや」といわれました。

ポンペイの遺跡には水洗形式と考えられるものがあったと云われます。

<便の漢字>
字義は「たより・おとずれ」「都合がよい」「都合・ついで」「くつろぐ・安らか」「すばやい」「慣れている・習熟」「小便・大便」「すなわち」です。

解字では、「人+更」で構成されます。

「更」の部分は「力を加えて変える」を表します。

これらにより「人の都合の良いように変える」を表し「都合が良い」を意味します。

「手洗い」の意味

「手洗い」は、以下のような意味です

①手を洗うことです。

手を洗う場所です。

②手を洗うのに用いる湯または水です。

またそれに用いる器を指します。

③「便所」「トイレ」の異称です。

婉曲な言い方です。

<数え方>
建物や部屋の中に設置された「トイレ」の数を数える場合、「箇所」「つ」を用います。

トイレの個室の数え方は「室」「つ」です。

公園などの公共の場所に設置されているものや、工事現場の仮設トイレは「基」で数えます。

家屋の離れにトイレがある場合は「棟」で数えることもあります。

「洗面所」の意味

「洗面所」は、以下のような意味です。

①洗面の設備を備えた場所です。

②「便所」「手荒い」のことです。

<洗の漢字>
字義は「あらう」「きよい・清らか」です。

解字では、「水+先」で構成されます。

「先」の部分は「?・せん」に通じ、「あらう」を表します。

これらにより「水で洗う」を表し「あらう」を意味します。

金文(書体の一種)では、「止+舟」で構成されます。

これにより「水盤で足を洗うさま」を表し「あらう」を意味します。

「便所」は 大小便をする所、「手洗い」は 「便所」の異称で婉曲な言い方、「洗面所」 は洗面設備のある「便所」「手荒い」のことです。

「便所」「手洗い」「洗面所」「化粧室」「トイレット」「WC」は、類語です。

「不浄」「憚り・はばかり」「雪隠・せっちん」「手水・ちょうず」「厠・かわや」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「大便・小便をするところ」です。

「便所」が、最も一般的な言い方です。

「手洗い」は「お手洗い」ともいいます。

「手洗い」「洗面所」「化粧室」は、それぞれ「手を洗う所」という意味です。

「洗面の設備を備えた場所、化粧をする場所」という意味からきた言葉です。

あからさまに言うのを避けた言い方です。

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