「きらら」と「雲母」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

きららは「雲母の和名のこと」。

「雲母」と言い換えると分かりやすい。

雲母は「ケイ酸塩鉱物の総称のこと」。

「ケイ酸塩」と言い換えると分かりやすい。

「雲母」は日本では「きらら、きら」と言われ古くから使われている鉱物の一つです。

「ケイ酸塩」と言う言葉は馴染みがありませんが、水晶やエメラルドなど宝石も含む広い範囲の言葉です。

「きらら」は輝く石

「きらら」は「きらきら」と輝くことから付けられた石の名前です。

「きらら=雲母」なので「雲母」を「きらら、きら」と読むこともあります。

因みに「吉良」と言う地名や名前は「きらら」から出ているそうです。

「雲母」の産地に深いつながりがあったと思われます。

日本では「きらら」ですが、中国では「雲母」と名付けられました。

「雲が起きる元」と言う意味だそうです。

「雲母」はマイカ

「雲母」はケイ酸塩鉱物の総称と言われます。

英語では「マイカ」と言いラテン語の「火に耐える」意味になります。

「雲母」は弾力、耐火性、光沢などがすぐれ、また、薄くはがれる石でもあります。

「ケイ酸塩鉱物」は六角の結晶を形成するため、六角柱の「水晶」も「ケイ酸塩鉱物」なのです。

電気分野では絶縁体に使い、「マイカ」の名に馴染みがあるそうです。

「きらら」や「雲母」はや同じもの

和名で「きら」または「きらら」と言い、中国では「雲母」と言い、英語では「マイカ」と言います。

現代では「雲母」と言い、「ケイ酸塩鉱物」のことを言います。

もっと難しく言えば「雲母」は「ケイ酸塩」の中の「フィロケイ酸塩」の仲間になります。

「ケイ酸塩」はケイ素原子を中心とした化合物で「シリケート」とも呼ばれます。

「きらら」と「雲母」とは

「きらら」は「雲母」の和名のこと。

きらきら輝く石のため名付けられました。

古くから浮世絵の顔料や漢方薬、防虫などに使われたそうです。

「雲母」は「ケイ酸塩鉱物」の総称のことを言いますから、多くのものが範疇に入ります。

現代では工業分野などに広く使われ、身近なところでは水晶やエメラルド、ガーネットなどの宝石も「ケイ酸塩鉱物」なのです。

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